ご紹介

札幌時計台の仕組み

1878年に建てられた札幌時計台は、国の重要文化財に指定される歴史的建造物です。重厚な石造りの外観は「カーペンター・ゴシック」と呼ばれ、当時の建築技術を垣間見ることができます。

150kgの重りを動力とするオモリ式時計は、週に2回の丁寧な手巻きによって時を刻み続けます。振り子の規則正しい動きを動力に変換する脱進機(アンクルとガンギ車)は、精緻な技術の結晶です。

後から取り付けられた時計塔は、正面から見るとバランスが悪いとも言われますが、独特なシルエットは札幌の街に親しみやすさを与えています。

札幌を訪れた際には、ぜひ札幌時計台を訪れ、歴史と技術が融合したその姿と、澄んだ鐘の音色を体感してみてください。

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