好きなことを仕事にすると辛いから、仕事ではなく趣味の一つに留めておいた方が良いと定説のように言われることがありますが、果たしてそうなのでしょうか。
好きなことを仕事にできればもっと毎日を楽しく過ごせるのに…と思う人が多い一方で、このような定説を鵜呑みにして、やりたくない仕事を毎日我慢して行っている人は多いでしょう。
好きなことを仕事にするのは辛いという定説を盲信するのではなくて、新しく仕事を創ることはできないかという視点で考えることで、あなたの天職に辿り着ける可能性があるのではないでしょうか。
好きなことを仕事にすると辛くなると言われる５つの理由
「好きなことを仕事にすると辛い」と言われることがあります。それぞれ辛いと感じるポイントは様々ですが、主に以下のような理由が挙げられます。
義務感などによる情熱の消失
これでは趣味として行っていたことでも、それが仕事となると義務感やプレッシャーに変わることも。
それが原因で、好きだったことへの情熱が失われてしまうケースもあります。
収入の不安定性
好きなことが必ずしも市場で需要があるとは限らないため、収入が不安定になりやすいです。
特に創造的な職業や特定のニッチな分野では、経済的に安定するまでに時間がかかる可能性や収入の上限が低くなるケースも考えられます。
スキルや経験の欠如
趣味や情熱を持っている分野のスキルを持っていても、それをビジネスにするための知識やスキルが不足していることがあります。
趣味としては良かったことでも、仕事として行う上ではさらなるスキルアップが必要になることもあるでしょう。
仕事のON/OFFの曖昧さ
好きなことを仕事にしてしまうと、「仕事の時間」と「プライベートの時間」の境界があいまいになりがちです。結果として、働きすぎる生活になってしまう可能性もあります。
第三者からの視線への過剰反応
趣味としてとらえられがちなことを仕事にした場合、他人からの視線が気になるという人は少なくありません。
毎日会社へ出社して規則どおりに働くのとは違った働き方に罪悪感を感じる人もいるようです。
定説を覆す働き方の提案
例えば歌手。好きな歌を仕事にしようとしても「成功」するのはほんの一握りかもしれません。努力だけではどうしようもない才能が必要だったりすることもあるでしょう。
ですが、歌を仕事にしようとした場合、例えば個人レッスンの講師だったりカラオケを上手に歌う方法の情報を発信したりと、歌手以外でも仕事を創り出すことは可能です。
人々のニーズがあるところに仕事は作られます。
あなたの好きなことに対する知識やスキルを求めている人にはどんな人がいるか考えてみると、新しい仕事が見つかるかもしれませんよ。
好きなことへの熱量こそが収入へのカギ
どんなことでも好きなことを仕事にできるとは言えませんが、多くの場合で趣味を仕事にすることは可能でしょう。
ただし、好きなことへの情熱を注ぐことは不可欠です。
趣味の範囲ではある程度のレベルで良かったのが、仕事となればもっと高いレベルの知識や経験が必要になることもあるでしょう。
それでも情熱を注いで取り組めるほど好きなことであれば、（お金に換えられる分野に限られますが）仕事にすることは可能です。
マーケットの広さなどから期待できる収入の大きさは変わってくるので、情熱さえあればどんなことでも仕事にできるとは言えませんが、まずは情熱を持って取り組める好きなことを探してみると良いでしょう。