冷え性や肩こり、ストレスなどでお悩みの方におすすめなのが「ハーブボール」です。
ハーブボールとは、数種類のハーブを布で包んで温め、肌に当ててマッサージする道具のこと。タイ発祥の民間療法で、温熱とハーブの香りによって血行促進や発汗、リラックスをサポートしてくれるアイテムとして親しまれています。
サロンで施術を受けることもできますが、布とタコ糸、お好みのドライハーブさえあれば、自宅でも意外と簡単に手作りできます。
この記事では、手作りハーブボールの材料と作り方の手順、温め方・使い方、そして何回使えるかや保存方法まで、まとめてご紹介します。自分に合ったハーブを選んで、おうちで気軽にハーバルマッサージを楽しみましょう。
ハーブボールとは
ハーブボールは、何種類かのドライハーブを布に包んでボール状にまとめ、持ち手をつけたマッサージ道具です。タイをはじめとする東南アジアで、古くから民間療法のひとつとして使われてきました。
使い方はシンプルで、蒸したり電子レンジで温めたりしてから、肩・背中・お腹など気になる部分に押し当てます。じんわりとした温かさとハーブの香りに包まれることで、筋肉のこわばりをほぐしたり、気分を落ち着けたりする時間を楽しめます。
使うハーブの組み合わせは自由。リラックスしたい日、すっきりしたい日など、その日の気分や体調に合わせて選べるのも手作りならではの魅力です。
ハーブボールに期待できること
ハーブボールの心地よさは、大きく「温熱」と「香り」の2つから生まれます。
温めたボールを肌に当てると、当てた部分がぽかぽかと温まり、血のめぐりをサポートしてくれます。冷えやこりが気になる部分をゆっくりほぐす時間は、それだけでリラックスできるもの。さらに、ラベンダーやカモミールなどの香りには気持ちを落ち着ける働きがあると言われており、深呼吸しながら使うことで心身ともにゆるむひとときを過ごせます。
サロンのトリートメントとしてはもちろん、自宅でのセルフケアやおやすみ前のリラックスタイムにもぴったりのアイテムです。
手作りハーブボールの材料と道具
ハーブボールづくりに必要なものは、とてもシンプルです。特別な型や機械は必要なく、家にあるものと少しの材料でそろえられます。
基本の材料・道具は次の通りです。
- 布:綿や麻など自然素材の正方形の布。30×30cmほどが扱いやすい
- タコ糸:ボールを縛り、持ち手を作るために使用
- お好みのドライハーブ:乾燥させたハーブやスパイス(後述のおすすめを参考に)
- 粗塩:お好みで。ハーブとともに包むと使いやすい
分量の目安は、ドライハーブと粗塩を合わせて150g前後。ハーブと塩の割合に厳密な決まりはないので、好みで調整して構いません。布が破れにくく、肌当たりのやさしい綿・麻素材を選ぶのがポイントです。
ハーブボールに使うハーブの選び方
ハーブボールには、ラベンダー、ローズマリー、レモングラス、ペパーミント、カモミールなど、香りのよいドライハーブがよく使われます。それぞれ香りや風合いが異なるので、好みや目的に合わせて数種類を組み合わせると、自分だけのオリジナルハーブボールになります。
市販のドライハーブを使えば手軽ですが、自宅でハーブを育てている方は、生のハーブを乾燥させて使うこともできます。肌に当てて使うものなので、ドライハーブを購入する際は、食品用(ハーブティー用)のものを選ぶと安心です。
なお、妊娠中の方は使用を控えたほうがよいとされるハーブもあります。体調に不安がある場合は、使うハーブをあらかじめ確認しておきましょう。
ハーブボールの作り方【手順】
材料がそろったら、さっそく作っていきましょう。包んで縛るだけなので、初めてでも10分ほどで完成します。各工程は、後日アップする写真とあわせて参考にしてください。
STEP1:ハーブを混ぜ合わせる
ドライハーブの硬い茎は取り除き、葉や花などやわらかい部分を使います。大きな素材は手で適度に砕きながら、お好みのハーブと粗塩を混ぜ合わせます。袋の中で混ぜると、こぼれずきれいに合わせられます。
STEP2:布の中央にハーブをのせる
正方形の布を広げ、その中央に混ぜ合わせたハーブと塩をのせます。一度に欲張って入れすぎると包みにくくなるので、布の大きさに合わせた量にしましょう。
STEP3:布の四隅を持ち上げて束ねる
ハーブが中央にまとまるよう、布の四隅をそっと持ち上げます。中身が偏らないように形を整えながら、ボール状になるよう布を束ねていきます。
STEP4:タコ糸でしっかり縛る
ボールのつけ根部分を、タコ糸でほどけないようにしっかり縛ります。中身が出てこないよう、きつめに結ぶのがポイントです。
STEP5:持ち手を作って完成
縛ったあとに余った布をまとめ、タコ糸を巻き上げて持ち手(ハンドル部分)を作ります。最後に根元でしっかり結べば、ハーブボールの完成です。持ち手があると、温めたあとも持ちやすく、肌に当てやすくなります。
ハーブボールの温め方・使い方
完成したハーブボールは、温めてから使います。温め方には、水分を含ませる方法と、含ませない方法があります。
水分を含ませて温める方法(基本)
もっとも一般的なのが、水分を含ませてから温める方法です。
- ボウルにぬるま湯を用意し、ハーブボールを浸して軽く湿らせます(持ち手は濡らさないようにすると、あとで使いやすくなります)
- 蒸し器で蒸すか、ラップに包んで電子レンジ(600W)で1分ほど温めます。様子を見ながら、温めすぎに注意しましょう
- 人肌くらいまで冷めたら、肩・背中・お腹など気になる部分にやさしく押し当てます
はじめは温度が高いので、ポンポンと軽く当てるところから始め、温度が下がってきたらゆっくり押し当ててマッサージします。冷めてきたら、もう一度温め直して使いましょう。ハーブの色や塩分が出ることがあるので、汚れてもよい服装・場所で使うと安心です。
水分を含ませず温める方法
水に濡らさず、電子レンジでそのまま温めて使う方法もあります。水分を使わないぶん気軽に使え、長く使いやすいのが利点です。パソコンやスマホで疲れた目元、首や肩などに当てると心地よく、香りが感じられなくなってきたら新しいものに替えるとよいでしょう。
効果別・おすすめハーブの組み合わせ
手作りなら、その日の気分や目的に合わせてハーブを選べます。ここでは目的別におすすめの組み合わせをご紹介します。香りや風合いの好みに合わせて、自由にアレンジしてみてください。
リラックスしたいとき
ラベンダー × カモミールの組み合わせは、おやすみ前のひとときにぴったり。どちらも気持ちを落ち着ける香りとして親しまれており、ゆったりとした時間を演出してくれます。すっきり感も欲しいときは、ペパーミントを少し加えるのもおすすめです。
気分をリフレッシュしたいとき
ローズマリー × レモングラスは、すっきりと爽やかな香りが魅力。気持ちを切り替えたいときや、日中のリフレッシュタイムに向いています。柑橘系のオレンジピールを合わせると、明るい印象の香りに仕上がります。
体を温めたいとき
ジンジャー × レモングラスなど、温かみのある香りのハーブやスパイスを中心にすると、冷えが気になる季節のセルフケアにぴったり。ミントを少し加えると、香りに軽やかさが生まれます。
ハーブボールは何回使える?保存方法は
手作りハーブボールの使用回数の目安は、おおよそ数回程度です。特に水を含ませて使ったものは傷みやすいので、長期保存はできません。
水分を含ませて使ったあとは、保存袋に入れて冷蔵庫で保管し、早めに使い切るのがおすすめです。香りが薄くなってきたり、カビやにおいが気になったりしたら、それが替えどきのサイン。使い終わりが近づいたら、最後はお風呂の湯船に浮かべて入浴剤代わりにすると、ハーブの香りを最後まで楽しめます。
水分を含ませずに使うタイプは比較的長く使えますが、こちらも香りが感じられなくなったら新しいものに替えましょう。
ハーブボール使用時の注意点
快適に使うために、いくつか気をつけたいポイントがあります。
- やけどに注意:温めた直後は高温になります。必ず人肌くらいまで冷ましてから肌に当てましょう
- アレルギーに注意:使うハーブに敏感な方は、目立たない部分で試してから使うと安心です。肌に合わないと感じたら使用を中止してください
- 体調・体質に合わせて:妊娠中の方や体調に不安がある方は、使うハーブをあらかじめ確認しておきましょう
- 衛生面に注意:水を含ませたものは傷みやすいため、冷蔵保存のうえ早めに使い切りましょう
まとめ:ハーブボールの作り方・使い方
手作りハーブボールは、綿や麻の布・タコ糸・お好みのドライハーブがあれば、自宅でも簡単に作ることができます。ハーブを布の中央にのせ、四隅を束ねてタコ糸で縛り、持ち手を作るだけ。難しい道具は必要ありません。
使うときは、水を含ませて電子レンジや蒸し器で温め、人肌に冷ましてから気になる部分にやさしく押し当てます。使用後は冷蔵庫で保管して早めに使い切り、最後は入浴剤として楽しむのもおすすめです。
使うハーブは、自分の気分や体調に合わせて自由にブレンドできます。冷え性や肩こり、ストレスでお悩みの方は、ぜひ一度、自分だけのハーブボールでおうちハーバルマッサージを楽しんでみてくださいね。