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ローゼルの育て方|種まきから収穫・冬越しまで初心者向けに解説【プランターOK】

2024年5月26日

ローゼルは4月〜5月に種をまき、秋から冬にかけて収穫する植物です。寒さにとても弱いため、鉢植えで育てて冬は室内に取り込むのが失敗しないコツになります。

ジャムやジュース、お茶などに加工できるほか生食も可能で、酸味のあるさわやかな味わいが楽しめます。ビタミンCやアントシアニンなどの栄養素も含まれており、美容や健康を気づかう方からも注目されています。

ただし、ローゼルは熱帯原産の植物で日本の冬には耐えられないことが多く、育てるうえで気をつけたいポイントがいくつかあります。

この記事では、ローゼルの育て方を、種まき時期や発芽の条件、収穫や挿し木の方法まで順を追ってわかりやすく紹介します。これからローゼルを育ててみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ローゼルとは?特徴と育て方カレンダー

ローゼルは、西アフリカやインドからマレーシアにかけての地域を原産とするアオイ科フヨウ属の植物です。日本では耐寒性の低さから、一年草として育てられることが一般的です。

赤紫色の茎にクリーム色の花を咲かせますが、食用になるのは花ではなく、花が散った後に肥大する赤い萼(がく)と苞(ほう)の部分です。この萼と苞には酸味があり、ビタミンCやクエン酸などの成分が含まれています。ハーブティー、ジャム、ゼリー、清涼飲料などに加工して利用されます。

また、葉は野菜として炒め物やスープに使われ、茎からは繊維が取れます。ローゼルは、美しい花や実を観賞するだけでなく、食用としても幅広く活用できる植物です。

ローゼルの基本データ

育て方の詳細に入る前に、ローゼルがどんな植物なのか基本情報を確認しておきましょう。

学名 Hibiscus sabdariffa
科・属 アオイ科フヨウ属
別名 ベニアオイ(紅葵)、ハイビスカスローゼル
原産地 西アフリカ〜インド・マレーシア
分類 一年草(本来は多年草)
草丈 約1〜2メートル

育て方カレンダー

一年を通したローゼルの作業の流れを、カレンダーにまとめました。お住まいの地域の気候に合わせて、前後にずらして参考にしてください。

作業 適期の目安
種まき 4月〜5月
定植・植え付け 5月〜6月
追肥 6月〜11月
挿し木 4月中旬〜6月
開花 10月〜12月(地域差あり)
収穫 10月下旬〜12月
冬越し準備 11月頃(寒くなる前)

ローゼル栽培に適した環境づくり

ローゼルは暑さに強く耐寒性が低い植物なので、日当たりと風通しの良い場所で育てるのが適しています。

日照時間が足りないと花が咲かないことがあるので、できるだけ太陽の光を当てるようにしましょう。また、ローゼルは短日植物で、日照時間が短くなると花芽を作る性質があります。そのため、秋以降は夜に街灯や室内の照明が当たらない場所で管理する必要がありますのでご注意ください。

ローゼル栽培に適した環境づくりのポイントを、用土・水やり・肥料の順に見ていきましょう。

用土づくり

ローゼルは水はけのよい土壌を好む植物です。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)と腐葉土を6:4の割合で混ぜた配合土を使うと良いでしょう。地植えの場合は、事前に植える場所を耕して腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきます。

また、連作障害が出やすい植物なので、昨年と同じ場所には植えないようにします。

水やり

ローゼルは夏場、長い日照時間と強い日差しを浴びてぐんぐん成長します。そのため、夏は水やりもこまめに行う必要があります。

地植えの場合は土の表面が乾燥していれば水やりを行います。鉢植えの場合も、土の表面が乾燥していればたっぷりと水を与えましょう。土が乾くまでは、水やりは控えて構いません。

冬場はローゼルにとって休眠期にあたり、開花や結実を終えて枯れてしまうことも多いので、水やりはほとんど必要ありません。

肥料

ローゼルは生育が旺盛な植物なので、肥料切れに注意しましょう。

地植えの場合は、元肥として用土に腐葉土や堆肥を混ぜておくと良いです。追肥は生育期である6月から11月に、月に1度程度行います。肥料は、ゆっくりと効果が現れる緩効性肥料を使用するのがおすすめです。鉢植えの場合は、月に1〜2度を目安に与えます。

種まきの時期と方法・直播きのメリット

ローゼルの発芽適温は20〜25℃とやや高めなので、種まきは気温が十分に上がってから行います。地域によっても違いますが、一般的には4月〜5月が適期です。

気温が低いと発芽しないため、十分に暖かくなってから種をまくのが基本です。ただし、早めにまいて室内など温度管理ができる場所で育てるのもおすすめです。

種まき前の下準備と手順

ローゼルの種は皮が硬く水を吸いにくいため、種まき前に一晩水に浸けておくと発芽しやすくなります。このとき、水に浮く種は発芽率が低いので、沈んだ種を選んでまくと良いでしょう。

なお、ローゼルの種は光が当たることで発芽しやすくなる「好光性種子」です。土を厚くかぶせると発芽しにくくなるため、覆土はごく薄く(5mm程度)にとどめ、発芽までは土を乾かさないよう管理するのがポイントです。

種まきは次の手順で行います。

  1. ポットに草花用の培養土を入れる。
  2. 表面を平らにして、水で湿らせる。
  3. 上に種をまんべんなく散らす。
  4. 光が遮られない程度に、ごく薄く覆土する。
  5. 発芽まで水を切らさないように管理する。
  6. 1週間から2週間で発芽する。

発芽後の管理と定植・直播き

発芽してもしばらくはそのままポットで育てます。ポットに根が回ってきたら、根の部分を壊さないように気をつけながら定植してやりましょう。

定植は5〜6月が適期です。夏にかけて育ち、秋に花を咲かせて果実を実らせる植物なので、初夏の陽気がローゼルの定植に適しています。

また、ローゼルは直播きも可能です。直播きのメリットは、苗づくりや植え替えの手間が省けることや、根が傷つかないことです。気温が発芽条件を満たすのであれば、直播きをしても良いでしょう。直播きの場合でも、種まきの方法は前述したものと同じで構いません。

ローゼルが発芽しない時の対処法

ローゼルが発芽しない理由で最も多いのは、気温が低いことです。発芽適温は20〜25℃とやや高めなので、気温が低い場合は暖かい室内に移動させると発芽する可能性が高まります。

気温以外で考えられる原因は、以下の2点が挙げられます。

土の乾燥 発芽するまで水を切らさないように管理する必要があります。土が乾燥すると発芽しないことがあるので、霧吹きなどで適度に湿らせるようにします。
覆土の厚さ ローゼルは光を受けて発芽しやすくなる好光性種子です。土を厚くかぶせると光が届かず発芽しにくくなるため、覆土はごく薄くするのがポイントです。
種の古さ 種は新鮮なほど発芽率が高くなります。収穫した種は冷暗所で保存し、早めにまくようにしましょう。

なお、「短日植物だから日照時間が長いと発芽しない」という説明を見かけることがありますが、これは誤りです。日照時間の長さが関わるのは花芽(つぼみ)を作る段階であって、発芽そのものには関係しません。

苗の地植えの時期と方法

ローゼルは暑さに強く耐寒性が低い植物なので、5〜6月に地植えするのが適しています。

夏にかけて育ち、秋に花を咲かせて果実を実らせる植物なので、初夏の陽気がローゼルの植え付けに適しています。

地植えする場合は、事前に植える場所を耕して腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきましょう。また、連作障害が出やすい植物なので、昨年と同じ場所には植えないようにします。

2株以上を植える場合は、株間を60センチメートル程度あけて植えると良いです。適度な間隔をあけることで風通しが良くなり、病害虫の予防にもつながります。

鉢植え・プランターで育てる方法

ローゼルは寒さに弱い植物なので、暖地以外では鉢植えやプランターで育てると冬越しがしやすくなります。庭がない場合でも、ベランダで手軽に楽しめるのが魅力です。

ローゼルは根が深く伸びるので、根詰まりを防ぐために深めの鉢やプランターを選ぶようにします。

鉢植え・プランターで育てる場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 用土は水はけが良く保水性もあるものを選ぶ。市販の草花用培養土で問題ありません。
  • 日当たりと風通しの良い場所に置く。
  • 水やりは土が乾いたらたっぷり行う。
  • 冬場は乾燥気味に水やりをする。
  • 肥料は5月〜10月頃に緩効性肥料を適量与える。
  • 猛暑が続く時や冬は肥料を控える。
  • アブラムシやハダニが付くことがあるので、見つけたらすぐに対処する。

ローゼルは鉢植え・プランターでも十分に育ちますが、寒さに注意して管理するのがポイントです。

ローゼルの花が咲く時期と香り・花言葉

ローゼルは10月から12月頃にかけて、ハイビスカスやオクラに似た花を咲かせます。開花時期は地域や気候によって前後し、暖かい地域ほど早まる傾向があります。

花は透明感のある淡い黄色や白っぽいピンク色で、花径は約10cmです。咲いたその日に萎れてしまう一日花ですが、毎日新しい花が咲きます。なお、ローゼルの花に香りはありません。

ローゼルの花言葉は「新しい恋」「華やか」です。これは毎朝新しい花が美しく咲くことにちなんで付けられたという説があります。

花だけでなく果実も楽しめるのがローゼルの魅力で、収穫した萼はジャムやお茶などに利用できます。ビタミンCやクエン酸などを含み、彩りや風味づけにも役立ちます。

室内での育て方

ローゼルは寒さに弱い植物なので、暖地以外では冬は室内で管理する必要があります。

室内で育てる場合は、置き場所・日照・水やり・肥料・乾燥対策の5点に注意しましょう。

置き場所 日当たりの良い窓際などに置きます。ローゼルは日照時間が足りないと花や果実をつけません。日中は外に出すなどして、できるだけ太陽の光を当てるようにすると良いです。
夜は暗くする 短日植物なので、日照時間が短くなってから花芽を作ります。夜に街灯や室内の照明が当たると昼だと勘違いしてしまい、花芽がつかないことがあるのでご注意ください。
水やり 水やりは乾燥気味にします。ローゼルは多湿を嫌うので、土の表面が乾いてから水やりをします。冬場は特に水やりを控えめにしましょう。
肥料 肥料は与えないか、少量だけ与えます。冬場は休眠期に入るため肥料はほとんど必要なく、与えすぎると根腐れや病気の原因になることがあります。
乾燥対策 乾燥に弱く、葉が枯れたり落ちたりすることがあるため、暖房の風が直接当たらないようにします。湿度を保つために霧吹きをしたり加湿器を使ったりすると良いです。

剪定・切り戻し・摘心する方法と目的・時期

ローゼルは生育が旺盛な植物なので、剪定や切り戻し、摘心をすることで、樹形を整えたり、花数を増やしたり、冬越しをしやすくしたりできます。

剪定・切り戻し・摘心には、それぞれ以下のような方法と目的があります。

間引き剪定 5〜10月の生育期に、混み合ってきた枝や枯れ込んできた枝を根元から取り除きます。熱帯の植物という印象があるローゼルですが、日本の蒸し暑い夏には弱い性質です。夏は風通しをよくするためにも、定期的に観察して剪定を行いましょう。
強剪定(切り戻し) 株全体を大きくカットして、株の高さを2分の1〜3分の1ほどに仕上げます。弱った株を元気にしたい時や、コンパクトに育てたい時、冬を迎える前などに行います。生育期間中ならいつ行っても問題ありませんが、剪定後はしばらく花が咲かなくなるため、花が少なくなり始める10月下旬頃までに行うのがおすすめです。
摘心 ローゼルの草丈が1m以上になったら摘心を行います。果実を収穫したい場合は、花芽は切らないようにします。

夏越しの注意点

ローゼルは暑さを好む植物ですが、日本の蒸し暑い夏には弱い性質があります。

夏越しする場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 気温や日照時間によって水やりの回数を調整する。
  • 真夏の直射日光が続く場合は遮光する。
  • 間引き剪定を行い、風通しを良くする。

中でも適切な水やりは大切で、土の表面が乾いてから水やりをするようにします。

水やりが不足すると葉がしおれたり落ちたりする一方、過剰になると根腐れや病気の原因になることがあるので、水やりの調整は欠かせません。

耐寒性と冬越しの方法

ローゼルは耐寒性が低い植物のため、日本の冬は寒すぎる場合が多く、屋外での冬越しは難しいとされています。

そのため、本来は多年草ですが、日本では一年草として扱うのが一般的です。

しかし、冬越しに成功すれば翌年も花や果実を楽しむことができるので、対策をする価値は十分にあります。冬越しの方法を、鉢植えと地植えに分けて見ていきましょう。

鉢植えの場合

鉢植えのローゼルは、寒くなる前に室内に取り込みます。乾燥気味に水やりを続け、明るく暖かい場所かつ暖房の風が直接当たらない場所に置き、春になったら外に出して日光を当ててやります。

また、根が鉢からはみ出している場合は植え替えを行います。植え替えの際は、新しい土を使ってひと回り大きい鉢に植え替えましょう。鉢を大きくしたくない場合は、根を整理して同じ鉢に新しい土で植え替えると良いです。

地植えの場合

温暖地で地植えのまま冬越しをする場合は、株元を覆って保温します。株元に落ち葉や枯れ草などを敷き詰めて厚めに覆い、その上からビニールや不織布などで覆って風雨から守ります。春になったら、覆っていたものを取り除きます。

冬の間は水やりを控えるのがポイントです。冬越しした株は弱っていることが多いので、強剪定(切り戻し)を行います。

ローゼルを挿し木で増やす方法

ローゼルは耐寒性が低く、日本では冬越しできないことが多いので、挿し木ではなく種まきで増やすのが一般的です。

とはいえ、挿し木で増やせないわけではないので、挑戦してみるのも面白いでしょう。

ローゼルの挿し木の適期は、気温が高くなり発根が促されやすくなる4月中旬から6月頃です。具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 古い茎は発根しにくいので、新しい茎を選ぶ。
  2. 茎の先端を切り取る。(切る長さは10〜15cm程度が良いです)
  3. 上の葉を1〜3枚ほど残して下の葉を取り除く。
  4. 切った茎を清潔な水に挿す。(水には発根促進剤を加えると効果的です)
  5. 水を毎日取り替える。
  6. 水に挿した茎を日陰で管理する。

2〜3週間ほどで根が出てくるので、根が5cmくらいになったら鉢に植え替えます。

鉢に植え替えたら、日当たりと風通しの良い場所に置き、水や肥料を適宜与えながら管理します。

ローゼルの実(萼と苞)と葉の収穫時期・方法

ローゼルの収穫時期は10月下旬〜12月頃です。花が咲いてから45〜60日後、果実がぷっくりと熟してきたら収穫できます。なお、花が咲いて果実が十分に大きくなるには12℃前後の気温が必要とされ、気温が下がりすぎる前に収穫を終えるのが理想です。

萼と苞の収穫・下処理

収穫する際は、ギザギザした萼のすぐ下をハサミで切ります。

収穫したローゼルは丸ごと水洗いし、内側の実を除いて萼と苞を分けます。尖っていないほうの下半分を包丁で切り、中の種を取り出します。切った断面に割り箸を当てて、尖っているほうに向かって押し出すと作業が簡単です。

下処理した萼と苞は、そのまま生食したり、ハーブティー、ジャム、塩漬けなどにして楽しめます。

葉の収穫と利用

ローゼルは葉も食用にできます。葉は若いうちに摘んで食べると良く、生のままサラダやスムージーにしたり、茹でて和え物やお浸しにしたりします。

萼も葉も、収穫後はさまざまな形で食卓に活かせるのがローゼルの楽しみです。

かかりやすい病気・害虫

ローゼルは比較的病気に強い植物ですが、水やりや肥料の管理が不適切だと、葉が枯れたり黄色くなったりすることがあります。

その場合は、水やりや肥料の量を調整して土の状態を改善しましょう。

ローゼルにつきやすい害虫としては、アブラムシやハダニが挙げられます。特徴や駆除方法を以下にまとめました。

害虫 特徴 駆除方法
アブラムシ 春先から発生しやすく、茎や葉の裏側に集まって吸汁します。緑色や黒色などの小さな虫で、目視で確認できます。 水圧で洗い流すか、手で取って駆除します。付いた部分をティッシュペーパーなどで挟んで取り除くのも効果的です。
ハダニ 夏に乾燥すると発生しやすく、葉の裏側に巣を作って吸汁します。赤色や黄色などの極小の虫で、目視では確認しにくいです。 水洗いや殺虫剤で駆除します。殺虫剤を使う場合はハダニに効果的なものを選び、使用前に注意書きをよく読みましょう。

ローゼルの育て方に関するQ&A

ここでは、ローゼルの育て方でよく寄せられる疑問について、Q&A形式で回答します。

  • 背丈はどれくらいに成長する?
  • ベランダやプランターでも育てられる?
  • 花が咲かないのはなぜ?
  • 間引きした苗は植え替えできる?
  • ハイビスカスローゼルとローゼルは同じ植物?
  • 連作障害が起きやすい?

それぞれ詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。

背丈はどれくらいに成長する?

ローゼルの草丈は栽培環境によって変わりますが、1〜2メートルになります。

日当たりの良い場所で育てるとよく成長しますが、背が高くなりすぎると強風で倒れやすくなったり、花や実が付きにくくなったりすることもあります。

その場合は、てっぺんの生長点を摘むことで横枝を増やし、樹勢のバランスを整えることができます。また、葉が茂りすぎて風通しが悪くなると病害虫の発生につながるので、適度に葉を間引いてあげると良いです。

ベランダやプランターでも育てられる?

ローゼルはプランターでも育てられるので、ベランダ栽培も可能です。育て方は鉢植えと同じで、深めのプランターを選び、日当たりと風通しの良い場所に置きます。

ただし注意したいのが、夜間の照明です。ローゼルは短日植物のため、秋以降に室内の灯りや街灯がベランダに当たると花芽がつきにくくなることがあります。開花期には、夜しっかり暗くなる場所に移すと良いでしょう。

花が咲かないのはなぜ?

ローゼルの花が咲かない主な原因は、日照不足と短日条件が満たされないことです。

ローゼルは日照時間が短くなることで花芽を作る短日植物です。そのため、秋以降に夜間の照明が当たり続けると、いつまでも昼だと認識して花芽をつけないことがあります。開花期には、日中はしっかり日光に当て、夜は暗くなる場所で管理することが大切です。加えて、果実が大きくなるには12℃前後の気温が必要なので、気温が下がりすぎないうちに開花させることもポイントです。

間引きした苗は植え替えできる?

間引きした苗は植え替えることができます。ただし、根が弱いので、傷つけないように注意しながら移植しましょう。

移植後は、水やりや肥料を切らさないようにして、苗の成長を促してあげます。

ハイビスカスローゼルとローゼルは同じ植物?

ハイビスカスローゼルとローゼルは同じ植物です。ハイビスカスローゼルはローゼルの別名の一つで、ハイビスカスティーの原料となります。学名はHibiscus sabdariffaで、アオイ科フヨウ属に属します。

ただし、いわゆる観賞用の「ハイビスカス」とは別の植物です。ハイビスカスはフヨウ属の総称で、約200種類以上が含まれます。観賞用ハイビスカスは常緑低木で、赤やピンクなどの鮮やかな花を咲かせます。

一方のローゼルは一年草または多年草で、花は淡い黄色や白っぽいピンク色をしており、花が咲き終わると萼や苞が肥厚して赤くなります。

連作障害が起きやすい?

連作障害とは、同じ植物を何年も同じ場所に植えることで土壌の栄養が偏ったり、病原菌や害虫が増えたりして生育が悪くなる現象です。ローゼルは連作障害を起こす可能性があります。

そのため、前年とは異なる場所に植えるようにしましょう。

まとめ:ローゼルの育て方のポイント

この記事では、ローゼルの育て方について、種まき時期や収穫・挿し木の方法までわかりやすく紹介しました。

ローゼルは熱帯原産で日本の冬には耐えられないことが多いので、鉢植えで管理するか、冬場は室内に移動させるのが基本です。

種まきは4〜5月に行い、好光性種子なので覆土はごく薄くするのがポイントです。発芽後は日当たりと水やりに気を付けて育て、収穫は秋から冬にかけて、赤く膨らんだ萼を摘み取ります。短日植物なので、秋以降は夜間の照明にも注意しましょう。

ローゼルは食用としても観賞用としても楽しめる植物です。自宅で育てれば、新鮮な萼を収穫してジャムやハーブティーに加工する楽しみも味わえます。ぜひこの記事を参考にして、ローゼルの育て方に挑戦してみてくださいね。



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  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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