ローズヒップは「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれるほどビタミンCが豊富で、美肌や健康に良いとされるハーブです。
一方で、「ローズヒップに毒性はないの?」「飲み過ぎると副作用がある?」「効果ないって本当?」と気になって検索している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ローズヒップの毒性・副作用について、毒性試験や公的な情報をもとにわかりやすく解説します。あわせて、注目成分「ティリロサイド」の効果や、犬・猫に与えても大丈夫なのかという疑問にもお答えします。
ローズヒップを飲んでいる方、これから飲もうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ローズヒップに毒性はある?結論から解説
結論として、ローズヒップに毒性はありません。バラ科バラ属の果実で、ハーブティーやジャム、スープなどに加工されて世界中で食用にされており、安心して摂取することができます。
実際に、ローズヒップエキスを使った単回投与・反復投与の毒性試験や遺伝毒性試験が国内でも行われており、安全性が確認されています。ドイツ・スイス・イギリスなどでは、ローズヒップ(主にイヌバラ=ドッグローズ)の果実が薬局方に収載されているほどです。
ただし、毒性がないとはいえ、いくつか注意したいポイントもあります。次の章で詳しく見ていきましょう。
ローズヒップの実の「細かい毛」に注意
ローズヒップの実の中には、種のほかにかなり細かい毛が詰まっています。この毛をそのまま食べると、喉や消化器を刺激して下痢などを引き起こす危険性があります。
ハーブティーやジャムなどの市販の加工品は、この毛が取り除かれているため心配いりませんが、ご自身で生の実を扱う場合は注意しましょう。
アレルギーがある人は注意
シラカバやハンノキなどの花粉症アレルギー、バラ科の植物アレルギーがある人は、ローズヒップを摂取することで、下痢、便秘、胃けいれん、吐き気、膨満感などの消化器系の症状が起こることがあります。
該当する方は、少量から試すか、心配な場合は医師に相談してから摂取するようにしてください。
ローズヒップの副作用について
ローズヒップは基本的には安全に摂取できる植物ですが、摂り方によっては副作用を引き起こす可能性もゼロではありません。
ローズヒップはビタミンCを豊富に含んでいるため、ビタミンCを過剰に摂取することで、倦怠感や胸やけ、下痢、嘔吐などを引き起こす可能性が指摘されています。
なお、「ローズヒップティーには子宮収縮を引き起こす副作用があるのでは」と心配する声もありますが、こうした作用を裏付ける確かな根拠はないとされています。とはいえ、妊娠中・授乳中の方は念のため、摂取前に医師に相談すると安心です。
森下仁丹のローズヒップに副作用の可能性はある?
ここまで見てきたとおり、ローズヒップには副作用の可能性がゼロとは言い切れないため、「森下仁丹のローズヒップは大丈夫?」と気になる方もいるでしょう。
ただし、森下仁丹のローズヒップ関連製品の口コミを探しても、副作用を挙げている人は見当たらないため、大きな心配は不要と考えられます。
森下仁丹の研究では、目安となる摂取量(ティリロサイド0.1mgを含むローズヒップエキス100mg)の5倍の量を摂取しても健康被害が生じないことが確認されています。過剰摂取を避け、アレルギーの有無を確認しておくことで、安全に摂取することができるでしょう。
ローズヒップに含まれるティリロサイドの効果
ティリロサイドは、ローズヒップの種子に含まれるポリフェノールの一種で、脂肪燃焼(体脂肪を減らす)効果が注目されている成分です。なお、ティリロサイドの脂肪代謝促進作用は、森下仁丹の研究によって発見されたものです。
ティリロサイドは、肝臓や筋肉での脂肪代謝を促進する酵素の働きを高め、脂肪酸をミトコンドリアに運びやすくすることで、体脂肪を減少させると考えられています。
ローズヒップ由来ティリロサイドの体脂肪低減効果は、ヒト臨床試験でも確認されています。BMIが25以上30未満の健康な成人男女32名を対象に12週間の試験を行ったところ、ティリロサイドを含む食品を摂取したグループは、含まない食品を摂取したグループに比べ、おなかまわりの総脂肪面積が有意に減少しました。落としにくいとされる皮下脂肪の減少にも効果がみられたと報告されています。
ローズヒップティーを飲み過ぎるとどうなる?
ローズヒップティーは基本的に安全なハーブティーですが、飲み過ぎることによって以下のような弊害が生じる可能性があります。
| 消化器系の不調 | 食物繊維が多く含まれており、大量に摂取することで下痢や腹痛などの症状が起こる可能性があります。 |
| 腎結石のリスク | ビタミンCを豊富に含んでいますが、ビタミンCの過剰摂取は腎臓に負担をかけ、結石のリスクを高める可能性が指摘されています。すでに腎結石の症状がある人は、摂取を控えるか医師に相談してください。 |
ローズヒップティーに限った話ではありませんが、適量の目安としては1日3杯程度であれば問題ないとされていますので、飲む量が気になる方は参考にしてみてください。
ローズヒップは犬・猫に与えても大丈夫?
ローズヒップは果実であり、葉や種に含まれるようなカフェインや毒性成分は含まれていないため、犬や猫が少量を食べても基本的に問題はないとされています。「ドッグローズ」という別名も、犬が散歩中に自ら実を食べることに由来するという説があるほどです。
ただし、以下の点には注意してください。
ジャムなどの市販加工品は砂糖や調味料が使われており、犬猫には糖分などが過剰になる恐れがあるため与えないようにしましょう。また、犬や猫は植物の消化が得意ではなく、一度に大量に食べると下痢や嘔吐など消化不良を起こすことがあります。酸味や香りを嫌がる子も多いので、無理に与えるのは避けてください。
なお、ローズヒップの果実自体は安全ですが、バラの実全般には毒性成分が含まれるものもあるため、庭のバラの実などを安易に与えるのは避け、心配な場合は獣医師に相談しましょう。
「ローズヒップティーは効果ない」という口コミについて
「ローズヒップティーは効果ない」という人は、飲み方に理由があることが多いです。
効果を実感するためには継続して飲み続けることが大切なので、すぐに飲むのをやめてしまうと、「効果ない」と感じてしまう可能性があります。
ローズヒップティーには美肌効果や疲労回復効果など、さまざまな効果が期待できます。ぜひ継続して飲み続けて、効果を実感してみてくださいね。
🍹「ローズヒップティーってのはな、美肌効果がすげぇらしいぜ」
📕「(また始まったな……)」後日
📕「あれ?もう飲むのやめたのか?」
🍹「効果全然分かんねぇし」
📕「そりゃ2日しか経ってねぇからな」— にこごり🦍 (@nkgr73) May 10, 2023
なお、ローズヒップティーの効果・効能については、こちらのページで詳しくお伝えしています。
よくある質問(FAQ)
ローズヒップに毒性はありますか?
毒性はありません。毒性試験でも安全性が確認されており、ハーブティーやジャムなどに加工されて世界中で食用にされています。ただし、生の実の細かい毛や、過剰摂取・アレルギーには注意が必要です。
ローズヒップティーは1日何杯まで飲んでいいですか?
明確な上限が定められているわけではありませんが、適量の目安は1日3杯程度です。飲み過ぎると下痢や腹痛などの原因になることがあります。
妊娠中でもローズヒップティーを飲めますか?
子宮収縮などの副作用を裏付ける確かな根拠はないとされていますが、念のため妊娠中・授乳中の方は、摂取前に医師に相談すると安心です。
まとめ:ローズヒップの毒性と副作用のリスク
ローズヒップは一部で毒性や副作用が心配されることもありますが、適正な量を摂取する分には、それほど心配する必要はありません。
ただし、過剰摂取をしたり、アレルギーがある人がハーブティーやジャムなどを摂取したりすると、体に悪影響を与える可能性があるので注意しましょう。
基本的にはビタミンCが豊富で美肌や健康に良いとされるハーブですので、体への好影響が得られるよう、上手に活用していただければと思います。