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クリーピングタイムを植えてはいけない理由とデメリット|後悔しない育て方

2024年6月3日

クリーピングタイムはグランドカバーとして人気の植物ですが、時々「クリーピングタイムは植えてはいけない」と言われることがあります。

この記事では、これからクリーピングタイムを植えようか検討している方向けに、後悔しないためのクリーピングタイムのデメリットや植えてはいけないと言われる理由についてご紹介します。

編集長 ひろ
編集長 ひろ
我が家でクリーピングタイムをグランドカバーとして植えている体験談も交えてお伝えしていきますね。

後悔しないための育て方と併せて参考にしてみてください。

クリーピングタイムとは?

覆い茂るクリーピングタイム

クリーピングタイムはシソ科イブキジャコウソウ属の匍匐性常緑多年草です。

ヨーロッパ原産で、草丈5〜10cmと低く、地面を這うように広がる特性があります。春から初夏(4〜6月)にかけてピンク、白、薄紫の小さな花を咲かせ、カーペット状に広がる姿が魅力です。

一般的なタイム(コモンタイム)が上に伸びる性質を持ち料理用ハーブとして使われるのに対し、クリーピングタイムは横へ這うように広がり、主に観賞用やグランドカバーとして人気があります。雑草を抑える効果が期待でき、花壇の縁取りや小道の脇にも向いています。

管理面では、水はけの良い場所を好み、乾燥に強い反面、蒸れに弱い特徴があります。

人が時々歩く程度であれば踏まれても育ち、踏むと爽やかな香りを放つことから、庭の通路脇などにも利用されます。ただし、車が頻繁に通る場所や強く踏みつけられる場所では枯れてしまうこともあるため、植える場所には注意が必要です。年に1〜2回の刈り込みでメンテナンスができる、比較的丈夫な植物です。

クリーピングタイムのデメリットと植えてはいけない理由

クリーピングタイムは植えてはいけないと言われることがありますが、その原因として挙げられるデメリットを6つご紹介します。

  1. 繁殖力が強い
  2. ハチが集まりやすい
  3. 蒸れに弱く枯れやすい
  4. 木質化すると見た目が悪くなる
  5. 寿命が4〜5年と短め
  6. 維持管理に手間がかかる

それぞれの理由について次に詳しくお伝えしていきます。

繁殖力が強い

クリーピングタイムは、地面を這うように広がるほふく性の植物です。茎が地面に触れた節から根を出して、どんどん範囲を広げていきます。その結果、他の植物の根や茎を覆ってしまい、日光や水分、栄養を奪って弱らせてしまうこともあります。

また、広がりすぎると隣近所の敷地にまで侵入してトラブルの原因になる可能性も否定できません。

さらに注意したいのが「こぼれ種」による繁殖です。花が咲いたあとに種が地面に落ち、翌春に思いがけない場所から芽を出すことがあります。茎が這って広がるだけでなく、種でも増えるため、放っておくと予想以上の範囲に広がってしまうのです。

広がりを抑えたい場合は、花が終わったら早めに花がらを摘み取り、レンガやブロックなどで植える範囲を区切っておくと管理がしやすくなります。

ハチが集まりやすい

クリーピングタイムは、花が咲くと蜜を多く分泌するので、ミツバチやマルハナバチなどのハチが集まりやすくなります。

ハチは花粉を運んで受粉を助けてくれる益虫でもありますが、ハチに刺されると痛みや腫れ、人によってはアレルギー反応が出ることがあります。

特にハチアレルギーのある方は重いショック症状を起こす可能性があるので、小さなお子さんがいるご家庭や、玄関先・人の通り道などに植える場合は植える場所をよく検討しましょう。

蒸れに弱く枯れやすい

クリーピングタイムは乾燥には強い一方で、湿気と蒸れにはとても弱い植物です。

水はけの悪い土壌や、梅雨〜真夏のじめじめした時期には、株が蒸れて根腐れを起こしたり、葉が変色して枯れ込んだりすることがあります。「丈夫で育てやすい」というイメージで植えたのに、夏越しで一気に弱ってしまうのはよくある失敗です。

これを防ぐには、水はけの良い土に植えること、株が混み合ってきたら剪定して風通しを確保することが大切です。

木質化すると見た目が悪くなる

クリーピングタイムは長く育てていると、株元の茎が硬く茶色くなって木のようになっていきます。これを木質化と呼びます。

木質化した部分は葉がつきにくくなり、中心がスカスカに見えて、見た目の美しさが損なわれてしまいます。

木質化はタイムが年数を重ねるなかで起こる自然な変化ですが、見た目を保つには、新芽が出やすい春から初夏に、新芽のもとを残すように剪定して株を更新していくのが効果的です。

寿命が4〜5年と短め

多年草というと半永久的に育つイメージがありますが、クリーピングタイムの寿命はおよそ4〜5年とされています。

年数が経つと木質化が進み、花つきや香りも徐々に衰えてきます。そのまま放置すると株全体が弱り、見た目も悪くなってしまいます。

ただし、寿命が来ても諦める必要はありません。元気な外側の部分を株分けして植え直したり、挿し木で更新したりすることで、若い株として再生させることができます。数年ごとの植え替え・更新を前提に付き合っていくのがおすすめです。

維持管理に手間がかかる

ここまで見てきたように、クリーピングタイムは繁殖力の強さ、蒸れへの弱さ、木質化、寿命といった性質があるため、剪定・間引き・植え替えといった手入れを定期的に行う必要があります。

地面に張りつくように育つので、手入れの際はしゃがんで細かく作業することになり、範囲が広いと体力的な負担も小さくありません。

これらの管理は美しさや香りを長く楽しむためには欠かせませんが、「植えっぱなしで手間いらず」を期待していると、思ったより手がかかると感じる方も多いでしょう。

以上が、クリーピングタイムを植えてはいけないという理由として挙げられることが多い6つのデメリットです。

編集長 ひろ
編集長 ひろ
個人的には植えてはいけないと言うほど大きなデメリットとは感じませんが、性質を知らずに植えると後悔しやすい植物なのは確かですね。

これからクリーピングタイムを育ててみたいと感じる方は、クリーピングタイムの育て方についても参考にしてみてくださいね。

グランドカバーにして失敗したという口コミ

クリーピングタイムをグランドカバーにして失敗したという口コミは、以下のようなものがあります。

  • 庭の他の植物を覆ってしまい枯らせてしまった
  • クリーピングタイムの間から雑草が生えて、雑草対策にはならなかった
  • 蒸れに弱く、梅雨や夏場に枯れてしまった
  • ハチが集まってしまい、刺された

Xに投稿されているポストの中では特に失敗したという口コミは挙げられていませんでしたが、以下のような口コミが見つかりました。

クリーピングタイムの繁殖力は強いですが、負けじと雑草もその間から生えてきます。

クリーピングタイムだけを残して雑草を抜くのはなかなか大変ですし、抜いてもまた生えてくる可能性は高いです。

他のグランドカバーを覆ってしまうほどの繁殖力があるので、植える場所には注意が必要です。

「植えた覚えがない」という点もクリーピングタイムの繁殖力の強さを感じさせますね。もしかすると近隣で植えられていたクリーピングタイムが、こぼれ種や地下茎で広がってきたのかもしれません。

クリーピングタイムに毒性はある?ペットや子どもは大丈夫なのか

小さなお子さんやペットがいるご家庭では、クリーピングタイムに毒性がないか気になる方も多いと思います。

結論から言うと、クリーピングタイムは古くからハーブとして利用されてきた植物で、毒性は基本的に低く、家庭で扱いやすい部類に入ります。品種によっては料理やハーブティー、アロマにも使われるほどです。

ただし、いくつか注意点があります。タイムの香り成分であるチモールなどは、まれに皮膚への刺激やアレルギー反応を起こすことがあります。過去にハーブやアロマで肌が荒れた経験がある方は、手入れの際に手袋を使うと安心です。

また、園芸用に流通している苗には農薬や肥料が使われていることもあるため、口に入れる目的がある場合は、環境が落ち着いてから、できれば無農薬・オーガニックの苗を選ぶとよいでしょう。

編集長 ひろ
編集長 ひろ
毒性を心配しすぎる必要はありませんが、「安全な植物だから何でもOK」ではなく、肌が弱い方は手袋を、という感覚で付き合うのが安心です。

ナメクジやカメムシなどの害虫忌避効果はある?

クリーピングタイムには一部の害虫を遠ざける効果が期待できますが、それほど強いものではありません。

クリーピングタイムの葉にはチモールという成分が含まれており、これが爽やかな香りのもとになっています。この香りは人間には心地よいものですが、一部の虫には好まれにくいと言われています。

ただし、ナメクジやカメムシなどに対してはあまり効果が期待できません。むしろ、地面に張りつくように茂って湿気がこもりやすいため、ナメクジにとっては隠れ家になりやすい面もあります。アブラムシやハダニなどの被害を受けることもあります。

編集長 ひろ
編集長 ひろ
うちの玄関先にもクリーピングタイムを植えていますが、カメムシは毎年たくさんやってきますし、根元にナメクジがいたこともありました…。

害虫を減らすには、株が混み合ってきたら剪定して風通しを良くし、枯れ葉などをこまめに取り除いて湿気をためないことがポイントです。

クリーピングタイムを植えて後悔しない育て方・植え方

ここまでは、クリーピングタイムのデメリットや植えて後悔する理由をご紹介してきました。

多少のデメリットはあっても、やはり魅力的なハーブなので自宅の庭で育てたいという方もきっと多いことでしょう。

ここでは、クリーピングタイムを植えて後悔しないためのポイントをご紹介します。

【後悔しないクリーピングタイムの育て方・植え方のポイント】

  • 植え付けの適期は、気候が安定する春(3〜5月)か秋(9〜10月)。
  • 苗同士は20〜30cmほど間隔をあけ、風通しを確保する。
  • 水はけの良い土を選び、過湿を避ける(粘土質の土は腐葉土や軽石で改良)。
  • 定期的な剪定や間引きで繁殖をコントロールし、花がら摘みでこぼれ種を防ぐ。
  • 木質化を防ぐため、適切な時期に更新剪定を行う。
  • 寿命を考慮し、数年ごとに株分けや植え替えで更新する。
  • 広げたくない場合は、レンガやブロックで植える範囲を区切る。

なお、クリーピングタイムの適切な育て方については、こちらのページで詳しくお伝えしています。

まとめ:クリーピングタイムを植えてはいけないと言われるデメリット

この記事では、クリーピングタイムを植えてはいけないと言われる理由とデメリットについてお伝えしました。

繁殖力が強く他の植物の生育を妨げたり、蒸れに弱く枯れやすかったり、木質化や寿命、害虫、管理の手間といった注意点があります。一方で、性質を理解して計画的に育てれば、グランドカバーとしてとても魅力的な植物でもあります。

植える場所や目的によっては後悔することもあるかもしれないので、植える前にぜひ参考にしてみてください。

 



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  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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