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トケイソウの育て方|品種選び・冬越し・誘引から増やし方まで完全ガイド

2024年6月3日

時計の文字盤のような神秘的な花を咲かせるトケイソウ。つるを伸ばしてグリーンカーテンにもなる、夏に人気のつる性植物です。

トケイソウを上手に育てるうえで特に大切なのが、品種選びと冬越し、そしてつるの誘引です。トケイソウは品種によって耐寒性が大きく異なるため、お住まいの地域に合った品種を選ぶことが栽培成功の第一歩になります。

この記事では、トケイソウの基本情報から、用土づくり・水やり・誘引といった日々の管理、種まきや挿し木での増やし方、冬越しのコツまで詳しく解説します。北海道でハーブ苗を育てている筆者の寒冷地での経験も交えてご紹介します。

トケイソウとはどんな植物?基本情報

育て方に入る前に、まずはトケイソウがどんな植物なのか、基本的な特徴を押さえておきましょう。性質を知っておくと、その後の品種選びや管理がぐっと分かりやすくなります。

トケイソウはトケイソウ科トケイソウ属(パッシフローラ属)のつる性植物で、熱帯アメリカを中心にアジアやオーストラリアなど世界に約500種以上が分布しています。3つに分かれためしべが時計の長針・短針・秒針のように、糸状の副花冠が文字盤のように見えることから「時計草」と名付けられました。

つるを伸ばして3m以上に成長し、フェンスやオベリスク、グリーンカーテンとして楽しめます。花を観賞する品種のほか、パッションフルーツのように果実を食用にする品種もあり、楽しみ方が幅広いのも魅力です。

品種によって耐寒性が大きく異なる

トケイソウを育てるうえで最も重要なのが、品種選びです。約500種もあるトケイソウは、品種によって寒さへの強さがまったく異なります。

カエルレア種やその交雑種のように氷点下の寒さに耐える強健な品種がある一方で、5〜10℃を下回ると枯れてしまう品種も少なくありません。庭植えで冬越しさせたい場合は耐寒性の強い品種を、寒冷地で育てる場合は鉢植えで室内に取り込める品種を選ぶなど、目的と地域に合わせて選ぶことが成功の鍵になります。

トケイソウ栽培に適した環境づくり

トケイソウは日当たりと風通しのよい環境を好みます。一般的な生育適温は20〜30℃で、暑さには比較的強い植物です。

基本的な環境づくりとして、用土づくり・水やり・肥料の与え方を順に見ていきましょう。

用土づくり

トケイソウは水はけの良い用土を好む植物です。市販の果樹用培養土や草花用培養土でも育てられます。

自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:日向土2の割合などが目安です。また、市販の培養土にパーライトやバーミキュライトなどを2割ほど混ぜて、水はけと通気性を高めるのも効果的です。これらにより、根に空気と水分を適度に供給できる状態を保てます。

水やり

トケイソウは水をやりすぎると根腐れや枯れの原因になるため、過湿は禁物です。

地植えの場合は、基本的に降雨だけで充分で、水やりを気にする必要はほとんどありません。ただし、夏に雨のない日が続く場合は、朝か夕方に水やりをします。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏の高温時は日中の水やりを避け、気温が下がる朝か夕方に行いましょう。冬は生育が緩やかになるため、様子を見ながら水やりを控えめにします。

肥料の与え方

4月から10月頃の生育期は、月1回程度の頻度で緩効性の固形肥料を与えます。窒素分が多すぎると茎葉ばかり茂って花つきが悪くなるため、窒素過多にならないよう注意しましょう。

冬場は生育が止まるため、特に肥料を与える必要はありません。

種まきの時期と方法

トケイソウは種からも育てられます。種まきの適期は、気温が高く発芽しやすい春から初夏の5月〜6月頃です。冬の種まきは発芽率が下がるため避けましょう。

トケイソウの種まきで最も大切なのが、種を包むゼリー状の果肉をしっかり取り除くことです。この果肉には発芽を抑制する成分が含まれているため、水洗いして完全に落としてからまきます。

種まきの手順は次のとおりです。

  1. 果肉を水洗いで完全に落とした種を用意する。
  2. 平らにした土の表面に、種を均等にまく。
  3. 種が隠れる程度にごく薄く覆土する(1mm程度で充分)。
  4. 霧吹きで土全体が湿るように水やりをする。
  5. 土が乾燥しないように管理する。
  6. 発芽後、本葉が出たら間引きする。

種は小さいのでピンセットで扱うと便利です。発芽には20〜25℃程度の温度が必要なので、ポットや鉢にまいた場合は室内の明るい場所に置き、鉢ごとビニール袋に入れて温度と湿度を保つと発芽しやすくなります。袋には穴をあけて通気性を確保しましょう。

トケイソウの発芽はゆっくりで、1週間〜1ヶ月ほどかかることがあります。焦らず管理を続けましょう。本葉が4枚ほど出たら、5号ポットなど大きめの容器に植え替えます。

植え替えの時期と方法

トケイソウの植え替えに適した時期は、根付きやすい春から初夏の4月〜6月頃です。

鉢植えは生育旺盛で根詰まりしやすいため、1〜2年に1回、一回り大きな鉢に植え替えるのが理想です。

植え替えは以下の手順で行います。

  1. 新しい鉢と用土を用意する。
  2. 苗を鉢から取り出す。
  3. 根が詰まっていれば、根鉢を軽くくずして古い根を切り取る。
  4. 新しい鉢に土を入れ、平らにして苗を置く。
  5. 植え付けの深さが浅すぎないか確認する。
  6. 土を戻して軽く固め、たっぷりと水やりをする。
  7. 支柱を立てる。

根を小さくした場合は、地上部の枝葉も切り戻して水分の吸収と蒸散のバランスを整えると、その後の生育が安定します。トケイソウはつる性なので、植え替え時に早めに支柱や誘引用ネットを設置し、つるが巻きつくようにしておきましょう。

地植えの時期と方法

トケイソウの地植えに適した時期は、根付きやすい春から初夏の4月〜6月頃です。庭植えにする場合は、前述のとおり耐寒性の強い品種を選ぶことが前提になります。

地植えの手順は次のとおりです。

  1. 植え付ける場所に、苗の根鉢より一回り大きな穴を掘る。
  2. 穴の深さは根鉢と同じくらいにする。
  3. 苗をポットから取り出して穴に入れる。
  4. 浅植えにならないよう土を戻して軽く固める。
  5. たっぷりと水やりをする。
  6. 支柱を立てる。

地植えの場合も、早めに支柱や誘引用ネットを設置し、つるが巻きつくようにしておきましょう。日なたで北風の当たらない、水はけのよい場所を選ぶと冬越しの成功率も高まります。

鉢植え・プランターで育てる方法

トケイソウは鉢植えやプランターでも育てやすく、寒冷地では鉢植えが基本になります。鉢の選び方と管理のポイントを押さえておきましょう。

鉢やプランターは、株の大きさに合わせて選びます。一般的には根鉢の直径より2〜3cm程度大きいものが適しています。小さすぎると根詰まりしやすく、大きすぎると土が乾きにくくなるため、適度な大きさを選びます。

鉢の形は、深さよりも幅の広いものがおすすめです。トケイソウは比較的浅く根を張るため、深い鉢だと土が乾きにくくなります。また幅が広いと株が横に広がって花も多く咲きます。土は水はけを良くし、乾いたらしっかり水を与えます。過湿は根腐れや立ち枯れの原因になるため注意しましょう。肥料は春から秋の生育期に月1回程度、緩効性肥料を規定量施します。

室内での育て方のポイント

寒さに弱い品種や寒冷地では、室内で育てたり冬だけ取り込んだりします。基本的な育て方は前項の鉢植え・プランターの方法に準じます。

室内で育てる際のポイントは、日当たりと風通しのよい場所に置くことです。日照不足になるとつるが間延びして花つきが悪くなるため、できるだけ明るい窓際に置きましょう。

冬は室内の窓際で管理しますが、ガラス越しでも直射日光が強すぎると葉焼けすることがあるので、レースのカーテンなどで光を和らげます。夏は室内が高温になりすぎないよう、エアコンや扇風機で温度と風通しを保ちましょう。

トケイソウの花が咲く時期と香り・花言葉

トケイソウの開花期は品種によって異なりますが、おおむね春から秋の5月〜10月頃です。特に見頃を迎えるのは7月〜8月です。

トケイソウは朝に開いて夕方にはしぼむ一日花ですが、花つきが良く、夏の間は毎日のように次々と花を楽しめます。花には香りがあり、品種によって甘い香りやフルーティーな香りがしますが、中には独特と感じる香りの品種もあります。

花言葉は「聖なる愛」「信仰」「宗教的熱情」などです。これは、トケイソウの花のつくりがキリストの受難を象徴するとされることに由来します。3つに分かれためしべは十字架の釘、糸状の副花冠は茨の冠、花びらや萼は弟子たちになぞらえられています。

摘心・剪定・芽かきの方法と目的・時期

トケイソウを美しく保ち、花を多く咲かせるには、摘心・剪定・芽かきといった手入れが役立ちます。それぞれの目的と方法、時期を整理しました。

摘心 つるの先端を摘み取り、枝分かれや花つきを良くすることを目的とします。手でひねって摘み取るか、ハサミでカットします。主に生育期に行います。
剪定 樹形を整えたり、枯れた部分や混み合った部分を除いたりすることを目的とします。トケイソウは弱剪定が基本で、強く切りすぎると花が咲かなくなることがあるため、つるの先端1/3程度までにとどめます。一通り咲き終わった秋などに行います。
芽かき 不要なわき芽を取り除き、栄養を花に集中させたり風通しを良くしたりすることを目的とします。手でつまむかハサミで行います。主に生育期に行います。

耐寒性と冬越しの方法

トケイソウの耐寒性は品種によって大きく異なります。一般的に、耐寒性の強い品種なら関東地方より西の温暖地で地植えでの冬越しが可能ですが、それ以外の地域では鉢植えで室内に取り込むか、耐寒性の高い品種を選ぶのが安全です。

耐寒性の高い代表的な品種は次のとおりです。なお耐寒温度はあくまで目安で、霜よけや北風よけの有無、株の充実度によっても変わります。

カエルレア トケイソウの代表種で耐寒性が強く、目安として-10〜-15℃程度まで耐えるとされます。軽く霜よけをすれば南関東以西の温暖地では屋外で冬越しできます。霜に当たって葉が落ちても、春には再び芽吹くことが多いです。
クリア・スカイ カエルレア系の強健種で、白と青紫の大輪の花を咲かせます。南関東以西の暖地では屋外で冬越しできますが、寒冷地では鉢植えで室内管理が安全です。
コンスタンス・エリオット カエルレアの白花品種で、比較的耐寒性があります。清楚な白い花を咲かせます。

冬越しの方法は鉢植えと地植えで異なります。

鉢植え 寒くなる前(10月頃)に室内や軒下など暖かい場所へ移動します。日光が当たる場所に置き、水やりは控えめにします。気温が下がると葉が落ちることがありますが、春になれば新芽が出てきます。
地植え 耐寒性の高い品種であれば、株元をワラや落ち葉で覆って保温することで冬越しできます。株全体に不織布をかぶせたり敷きわらを敷いたりすると、さらに成功率が高まります。

トケイソウは北海道でも越冬できるのか

寒冷地でトケイソウを育てたい方も多いでしょう。北海道でハーブ苗を育てている筆者の経験から言うと、北海道での地植え越冬はかなり難しく、鉢植えで室内に取り込むのが基本になります。

北海道で育てる際のポイントは次のとおりです。

品種を選ぶ 耐寒性の高いカエルレア系(カエルレア、クリア・スカイ、コンスタンス・エリオットなど)を選びます。それでも氷点下が長く続く地域では地植えは避けた方が無難です。
鉢植えで育てる 北海道では地植えでの冬越しは難しいため、鉢植えにして、寒くなったら室内の明るい窓際に取り込んで冬越しさせましょう。
急な冷え込みに注意 トケイソウは急激な気温変化に弱いため、春先に暖かくなってから急に冷え込むような日は、屋外に出した株を一時的に取り込むなど、温度差から守る工夫をします。

筆者の実感としては、寒冷地では「無理に庭で越冬させようとせず、鉢で身軽に動かせるようにしておく」ことが、トケイソウを長く楽しむいちばんのコツです。

トケイソウの誘引の目的と方法

トケイソウはつる性植物で、支柱やフェンス、オベリスクなどに巻きつかせて育てるのが一般的です。誘引することで、つるや花を美しく広げ、グリーンカーテンとしても活用できます。

誘引の方法は次のとおりです。

  • 伸びてきたつるを支柱やフェンス、ネットにしっかり絡ませる。
  • 新しく伸びるつるを、四方に広がるように導く。
  • 手が届く低い位置では、できるだけ横方向に誘引してわき芽の発生を促す。

成長期はつるがよく伸びて互いに絡み合うため、1〜2週間に1回は誘引を行い、伸びすぎたつるは切り戻します。

トケイソウの増やし方

トケイソウは種まきのほか、挿し木と株分けでも増やせます。ここでは、挿し木と株分けの方法を紹介します。

どちらも気温が安定する生育期に行うと成功しやすくなります。

挿し木で増やす方法と時期

トケイソウの挿し木の適期は5月〜7月頃です。手順は次のとおりです。

1.挿し穂を切る

その年伸びた勢いのあるつるを選び、2〜3節の長さにカットします。下のほうの葉を取り除き、残す葉も大きければ半分に切って蒸散を抑えます。

2.水揚げする

切った挿し穂の根元を数時間水につけ、十分に吸水させます。

3.用土を用意する

水はけの良い挿し木用土や、赤玉土と腐葉土を混ぜたものを用意します。

4.挿し穂を挿す

用土に穴をあけて挿し穂を挿し、土を軽く押さえて固定します。

5.水やりをする

霧吹きなどで水やりをします。乾かさない程度に管理し、与えすぎないようにします。

6.根付かせる

明るい日陰で、直射日光を避けて管理します。気温は20〜25℃程度が適しています。発根までに1ヶ月前後かかります。根が張ったら一回り大きな鉢に植え替えます。

株分けで増やす方法と時期

トケイソウの株分けは、春から夏にかけて行えます。手順は次のとおりです。

1.株を掘り出す

株を鉢から抜き出します。根が絡んでいる場合は手でほぐすか、清潔なナイフで切り分けます。

2.株を分ける

茎や根を傷つけないように注意しながら、株を2〜3個に分けます。分けた株はそれぞれ鉢植えまたは地植えにします。

3.水やりをする

株分け後に水やりをします。乾かさない程度にとどめ、与えすぎないようにします。

4.回復させる

直射日光を避けた明るい日陰に置いて回復させます。気温は20〜25℃程度が適しています。回復までに2〜3週間ほどかかります。

トケイソウの種の取り方

トケイソウの種は、花が終わった後にできる果実から採取します。果実は緑色から黄色やオレンジ色などに熟します。

熟した果実は割れやすいので、割れる前に収穫します。収穫時期は品種によって異なりますが、一般的には夏から秋にかけてです。

種の採取方法は次のとおりです。

1.果実を割る

熟した果実を割ります。中には黒く光沢のある種が、粘液(ゼリー状の果肉)に覆われて入っています。

2.種を取り出す

果実から種を取り出します。粘液が付いたままだとカビや虫の原因になり、また発芽抑制成分が残るため、水洗いしてしっかり落とします。

3.種を乾燥させる

水洗いした種をキッチンペーパーで水気を拭き取り、日陰の風通しの良い場所で数日乾燥させます。

4.種を保存する

乾燥した種を密閉容器に入れ、品種名や採取年月日を記したラベルを貼って冷暗所で保存します。すぐにまく場合は、前述の種まきの手順に従ってください。

トケイソウが枯れたらチェックすべきポイント

トケイソウが枯れる原因はいくつかあります。当てはまる項目がないか確認してみましょう。

水やりが不適切

水のやりすぎは根腐れ、不足は葉のしおれを招きます。鉢土の表面が乾いたら水を与え、季節に応じて量を調整しましょう。

夏は高温になるため日中の水やりを避け、朝夕に行います。冬は休眠気味になるので控えめにします。水やりの際は鉢底から水が出るまで与え、受け皿にたまった余分な水は捨てましょう。

肥料の不足や過剰

肥料が不足すると生育や花つきが悪くなり、過剰だと根や茎が傷んだり病害虫に弱くなったりします。

肥料は春から秋の生育期に月1回程度、緩効性肥料を施します。液体肥料を使う場合は10日に1回程度、規定濃度に薄めて与えます。真夏や真冬は控えましょう。

日当たりや温度が不適切

トケイソウは日当たりのよい場所を好みますが、真夏の強すぎる直射日光は葉焼けの原因になることがあります。鉢植えなら、夏に株の調子が悪いときは半日陰に移すと安心です。

寒さに弱い品種は、冬は室内のガラス越しに日光が当たる場所で管理しましょう。生育に適した温度は20〜25℃程度です。

病気や害虫の被害

トケイソウはアブラムシやカイガラムシ、乾燥時のハダニなどの害虫に注意が必要です。害虫は栄養を奪うだけでなく、病気を媒介することもあります。

また、過湿の環境では立ち枯れ病にも注意します。土壌中の菌に感染すると茎や葉が枯れる病気です。風通しの良い場所に置き、過湿・過乾燥を避けることが予防になります。害虫を見つけたら早めに駆除し、立ち枯れ病にかかった株は他へ広げないよう早めに処分しましょう。

トケイソウと似た植物との違い

トケイソウと混同されやすい植物との違いを整理します。特に質問の多い3つを取り上げます。

  • クレマチスとの違い
  • テッセンとの違い
  • パッションフルーツとの違い

それぞれの違いを見ていきましょう。

クレマチスとの違い

クレマチスはキンポウゲ科のつる性植物で、トケイソウ科のトケイソウとは科レベルで異なる植物です。どちらもつる性で花を観賞する点は共通しますが、分類上は近い関係にありません。

花の見た目も異なり、クレマチスは4〜8枚(多くても12枚程度)の花弁状の萼片で構成され、品種により色や形が多彩です。開花期は品種により春から秋にかけてで、春咲き・夏咲き・秋咲き系に分かれます。

テッセンとの違い

テッセンは中国原産のクレマチスの一種(キンポウゲ科のつる性植物)で、トケイソウとは別の科の植物です。花の形や色が似て見えることがありますが、分類は異なります。

テッセンは花弁が6枚で白や紫が多く、雄しべが花弁化しているのが特徴です。花言葉は「甘い束縛」「高潔」などです。

パッションフルーツとの違い

パッションフルーツは、トケイソウと同じトケイソウ科トケイソウ属の仲間です。「クダモノトケイソウ(学名 Passiflora edulis)」とも呼ばれ、果実を食用にできる品種です。

観賞用のトケイソウ(カエルレアなど)にも果実はつきますが、可食部が少なく甘みもないため食用には向きません。果実を楽しみたい場合は、必ずパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)などの食用品種を選びましょう。

トケイソウの代表的な種類一覧

トケイソウは約500種以上あると言われます。ここでは代表的な種類を、花色や耐寒性とあわせて一覧にまとめました。耐寒温度は目安で、栽培環境によって変わります。

和名 学名 花色 耐寒性の目安 備考
トケイソウ(カエルレア) Passiflora caerulea 白~青紫 強い(-10〜-15℃程度) 最も一般的な種類
クダモノトケイソウ(パッションフルーツ) Passiflora edulis 白~紫 弱い(5℃程度) 食用の果実がなる
オオミノトケイソウ Passiflora quadrangularis 赤~ピンク 弱い(10℃程度) 大きな果実がなる
チャボトケイソウ Passiflora incarnata 紫~ピンク 強い(-10℃程度) ハーブとして利用される
ベニバナトケイソウ Passiflora coccinea 赤~オレンジ 弱い(5℃程度) 鮮やかな花が咲く
キトリナ Passiflora citrina 黄色 弱い(10℃程度) 黄色い花が珍しい
バナナパッションフルーツ Passiflora mollissima 桃色~白 弱い(5℃程度) バナナ型の果実がなる
レッドインカ Passiflora 'Red Inca' 弱い(5℃程度) 花弁が多く重なる

まとめ:トケイソウの育て方のポイント

トケイソウは、時計の文字盤のような神秘的な花とグリーンカーテンが楽しめる、夏に人気のつる性植物です。最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。

トケイソウ栽培の成功は、まず品種選びから始まります。品種によって耐寒性が大きく異なるため、地域や育て方(地植えか鉢植えか)に合った品種を選ぶことが重要です。日当たりと風通しの良い場所で、水はけの良い用土を使い、過湿を避けて育てましょう。

つる性植物なので、植え付け時に支柱やフェンスを用意し、こまめに誘引することも欠かせません。寒冷地では鉢植えにして室内で冬越しさせるのが安全です。これらのポイントを押さえれば、夏の間、毎日のように咲く個性的な花を長く楽しむことができます。



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  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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