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ネモフィラの種まきは直播きが基本!失敗しない手順と寒冷地の適期を解説

2024年6月4日

ネモフィラは、青く澄んだ花を一面に咲かせる春の人気の草花です。種からでも育てやすく、ガーデニング初心者でも挑戦しやすい花のひとつですが、その性質から「種をどうまけばいいのか」で迷う方が少なくありません。

結論から言うと、ネモフィラの種まきは花壇やプランターに直接まく「直播き」が基本です。なぜ直播きが向いているのか、そして失敗しないための具体的な手順、寒冷地での適期までを順番に解説します。

この記事を読むとわかること

  • ネモフィラに直播きが向いている理由
  • 種まきの適期(秋まき・寒冷地の春まき)
  • 直播きの具体的な手順(土づくり〜発芽まで)
  • 発芽後の間引きと水やりのコツ

参考:ネモフィラを植えてはいけないと言われる理由

ネモフィラの種まきは「直播き」が基本|移植を嫌う理由

ネモフィラは直根性(ちょっこんせい)といって、根が枝分かれせず地中深くへまっすぐ伸びる性質をもっています。この根は途中で傷つくと回復しにくく、移植によって苗が弱ったり枯れたりすることがあります。

そのため、ネモフィラを種から育てる場合は、最初から育てたい花壇・庭・プランターに直接まく「直播き」がもっとも失敗が少なく、おすすめの方法です。植え替えの手間がいらないのも、初心者にうれしいポイントです。

なお、ハーブ栽培に適した種まき用土の作り方については、こちらのページで詳しくお伝えしているので参考にしてみてください。

ネモフィラの種まき時期|秋まきと寒冷地の春まき

ネモフィラの種まき時期は、住んでいる地域の気候によって変わります。

一般地は9〜10月の秋まき

温暖地・中間地では、9月から10月ごろの秋にまくのが基本です。秋にまいた苗は冬の間に株を充実させ、翌春の3〜5月ごろに花を咲かせます。

ただし、まだ気温が高い時期にまくと発芽しにくくなるため、暑さがやわらいでからまくと失敗が減ります。

寒冷地は春まき(遅霜の心配がなくなってから)

北海道や東北などの寒冷地では、秋にまくと幼い苗が冬の凍結で傷んでしまう恐れがあります。そのため寒冷地では春まきにし、気温が上がって遅霜の心配がなくなる時期を見計らってまきます。地域差はありますが、桜が咲くころ以降、おおむね4月以降が目安になります。

発芽適温は約15〜20℃

ネモフィラの発芽適温は約15〜20℃です(種苗会社によっては18〜20℃と案内している場合もあります)。いずれにせよ、真夏の高温や真冬の低温では発芽しにくいため、気温がこの範囲に収まる時期を選ぶことが発芽成功のいちばんのコツです。

【手順】ネモフィラを直播きで育てる方法

ここからは、花壇やプランターに直播きする具体的な手順を紹介します。

① 土づくり(水はけ・控えめな肥料)

ネモフィラは日当たりと水はけのよい場所を好みます。水はけが悪いと根腐れの原因になるため、庭土が固い場合はあらかじめよく耕しておきましょう。プランターの場合は、市販の草花用培養土で問題ありません。

肥料が多すぎると葉ばかり茂って間のびした姿(徒長)になりやすいので、肥料は控えめにするのがポイントです。

耕した花壇/プランターと培養土

② 種をまく(ばらまき・点まき)

ネモフィラの種は小さいので、土の表面に種同士が重ならないようにばらまきします。プランターやポットにまく場合は、指で軽くくぼみをつけ、1か所に数粒ずつ落とす「点まき」も扱いやすい方法です。

密集してまくと後の間引きが大変になるため、ある程度間隔を空けて、ゆとりをもってまくと管理がラクになります。

ネモフィラの種まき

③ 覆土する(嫌光性なので必ず土をかける)

ネモフィラの種は光が当たると発芽しにくくなる「嫌光性(けんこうせい)」の性質をもっています。そのため、種をまいたら2〜3mmほど土をかぶせ、しっかり遮光することが大切です。

覆土が薄すぎると発芽がそろわないことがあるので、種が見えなくなる程度を目安にかぶせましょう。

④ 発芽までの水やり・管理(乾かさない)

種まき後は、土の表面が乾かないように水やりをします。種が流れないよう、やさしく水をかけるか、底から水を吸わせる「腰水(こしみず)」にすると安心です。

発芽までは直射日光を避け、明るい日陰で管理します。条件が合えば、おおむね1週間〜2週間ほどで発芽が始まります。芽が出てきたら、徐々に日光に当てていきましょう。

発芽後の管理|間引きと水やりのコツ

発芽後の育て方次第で、株の充実度や花つきが変わってきます。

間引きの方法と株間

芽が混み合ってきたら、間引きをして元気な株を残します。本葉が数枚に育ったタイミングで、生育のよい株を残しながら、最終的に株と株の間隔が15〜20cmほどになるように間引いていきます。

ネモフィラは横に這うように広がって育つため、ゆとりのある株間を確保すると、一株一株がのびのびと茂り、見ごたえのある花の絨毯になります。

徒長させない水やり・肥料のコツ

ネモフィラは乾燥ぎみの環境を好みます。水や肥料を与えすぎると、茎がひょろひょろと間のびした徒長の状態になりやすいので注意しましょう。

地植えで根づいたあとは、極端に乾燥しない限り、基本的に降雨だけでも育ちます。鉢植え・プランターの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり与える程度で十分です。

ポットまきから移植したい場合の注意点

苗の数をたくさんそろえたい場合などは、ポットやセルトレーにまいて育ててから植え付ける方法もあります。ただし、前述のとおりネモフィラは移植を嫌う性質があるため、根が回りきる前の早い段階で、根鉢をくずさないように植え付けるのが鉄則です。

不安な場合は、無理に移植せず、最初から育てたい場所へ直播きするほうが失敗が少なくおすすめです。

ネモフィラはこぼれ種でも増える

ネモフィラは生命力が強く、花が咲き終わったあとに種を残しておくと、こぼれ種から自然に発芽して翌年も花を咲かせることがあります。

こぼれ種が発芽しやすいのは、次のような条件がそろった場所です。

  • 日当たりと水はけがよく、種が定着しやすいこと
  • 厳しい霜や雪から比較的守られる場所であること

ネモフィラの種は嫌光性ですが、こぼれ種の場合は土に半ば埋もれたり、枯れ葉などに覆われたりして自然に遮光されるため、発芽できることが多いのです。手をかけずに翌年も楽しみたい場合は、株の一部の花を摘み取らずに残し、種を落とさせておくとよいでしょう。

冬まき(12〜2月)はできる?

ネモフィラの種まきは秋または春が基本ですが、「冬にまけないのか」と気になる方もいるかもしれません。

発芽適温は約15〜20℃のため、屋外の真冬の低温下ではそのままでは発芽が進みにくいのが実情です。ただし、加温マットや簡易温室などで発芽適温を保てる環境を用意できれば、室内での冬まきで発芽させること自体は可能です。

注意したいのは、室内で発芽させた幼い苗を、寒さの厳しい時期にいきなり屋外へ植え替えると、低温や移植のダメージで傷みやすい点です。冬まきに挑戦する場合は、暖かくなるまで室内や保護下で育て、気温が上がってから定植するのが無難です。総じて、特別な理由がなければ、適期である秋まき(寒冷地は春まき)が確実でおすすめです。

まとめ:ネモフィラの種まきは直播きが基本

ネモフィラの種まきは、移植を嫌う直根性の性質から、花壇やプランターへの直播きが基本です。初心者でも手軽に始められる、育てやすい一年草の草花のひとつといえます。

最後に、ポイントをおさらいします。

  • 種まき時期は、一般地は9〜10月の秋まき、寒冷地は遅霜後の春まき
  • 発芽適温は約15〜20℃。気温がこの範囲の時期を選ぶ
  • 種は嫌光性なので、まいたら2〜3mm覆土して遮光する
  • 発芽までは乾かさず、明るい日陰で管理する
  • 発芽後は株間15〜20cmを目安に間引く

種まきをした後のネモフィラの育て方については、こちらのページで詳しくお伝えしているので、あわせて参考にしてみてください。



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  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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