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レモングラスに虫が寄ってくるのはなぜ?虫除け効果と対策・スプレーの作り方

2024年6月3日

レモングラスは虫除けグッズに使われることが多いハーブですが、「虫が寄ってくる」という声を見かけて、不安になっていませんか?

虫除けのはずなのに虫が寄ってくるとなると、本当に効果があるのか気になりますよね。

結論から言えば、レモングラスは基本的に虫除けになるハーブです。ただし、育てる環境によっては一部の虫がつくことがあり、それが「寄ってくる」と言われる理由になっています。

この記事では、レモングラスに虫がつくと言われる本当の理由と、虫除けとしての効果、自宅で作れる虫除けスプレーの作り方まで、まとめてご紹介します。

レモングラスは基本的に虫除けになるハーブ

まず押さえておきたいのは、レモングラスは虫が嫌う香り成分を持つ、防虫向きのハーブだということです。

レモングラスの爽やかな香りの正体は、シトラールやシトロネラールといった芳香成分です。これらの成分には昆虫忌避(きひ)作用があり、特に蚊が苦手とする香りとして知られています。

人間にとっては心地よいレモンのような香りでも、虫にとっては近寄りたくない香りに感じられるため、市販の虫除け製品にもレモングラス由来の成分が使われています。

なお、よく似た名前の「シトロネラオイル」は、レモングラスの近縁種である別のハーブ「シトロネラ」から採れる精油です。名前が似ているため混同されがちですが、レモングラス本来の主成分はシトラールである点を覚えておくと良いでしょう。

それでもレモングラスに虫が寄ってくると言われる3つの理由

虫除け向きのレモングラスに、なぜ「虫が寄ってくる」という声があるのでしょうか。

実は、レモングラスの香りそのものが虫を引き寄せているケースは多くありません。多くの場合、次のような環境の問題が関係しています。

1. 土の湿気が多く、虫の発生源になっている

水やりのしすぎや風通しの悪さで土が常に湿っていると、コバエやナメクジが発生しやすくなります。これらはレモングラスの香りに引き寄せられているわけではなく、湿った土という環境に集まっているだけです。

2. 株が弱って香りが薄くなっている

レモングラスが日照不足や栄養不足で弱ると、香り成分が減り、本来の防虫効果が発揮されにくくなります。元気のない株は、虫がつきやすい状態とも言えます。

3. 他の植物から虫が移動してきている

近くに置いた別の植物にハダニやアブラムシがついていると、それがレモングラスに移ってくることがあります。この場合も、原因はレモングラスそのものではありません。

つまり、「レモングラスに虫が寄ってくる」と感じたときは、香りのせいというより、湿度・日当たり・風通しといった育てる環境を見直すことが大切です。

レモングラスにつきやすい虫と対処法

比較的病害虫に強いレモングラスですが、まれに次のような虫がつくことがあります。

ハダニ・アブラムシ

乾燥しすぎる環境ではハダニが、新芽にはアブラムシがつくことがあります。見つけたら、水で洗い流すか、葉裏までこまめに霧吹きをして予防しましょう。

ナメクジ・コバエ

土の湿気が原因で発生しやすい虫です。水やりは土の表面が乾いてからにし、受け皿に水を溜めないようにすると発生を抑えられます。

茎を食害する虫

茎に小さな穴が開き、内側が食い荒らされていることがあります。被害を受けた茎は弱ってきますが、レモングラスは株さえ元気なら新しい芽が出てくるため、傷んだ茎を切り取れば過度に心配する必要はありません。

いずれの場合も、風通しの良い場所で、水はけの良い土を使って育てることが、虫を寄せ付けない一番の対策になります。

レモングラスの虫除け効果が期待できる虫

レモングラスの香りは、次のような虫に対して忌避効果が期待できるとされています。

レモングラスの代表的な用途が蚊よけです。シトラールやシトロネラールの香りを蚊が嫌うため、古くから蚊帳に編み込まれるなどして活用されてきました。

コバエ

台所まわりに発生しやすいコバエ対策にも向いています。三角コーナーやゴミ箱の近くにスプレーしておくと、寄り付きにくくする効果が期待できます。

ゴキブリ

レモングラスにはゴキブリの忌避効果もあるとされています。乾燥させた葉をキッチンに置いたり、薄めた精油をスプレーしたりする方法が手軽です。

ただし、これらの効果は化学殺虫剤のように強力で持続的なものではありません。香りは時間とともに薄れるため、定期的に取り替えたりスプレーし直したりする必要がある点には注意しましょう。

レモングラスを使った虫除け製品

ドラッグストアやアウトドアショップでは、レモングラスの香りを使った虫除け製品が販売されています。スプレータイプやローションタイプなど形状もさまざまなので、用途に合わせて選べます。

ここでは、市販製品の一例と、自分で作れる虫除けスプレーの作り方をご紹介します。

市販されている虫除け製品の例

天然精油配合の虫除けスプレー

レモングラスをはじめとする植物由来の香り成分を使った製品が各社から販売されています。香りを楽しみながら使えるのが魅力です。

赤ちゃんや敏感肌向けの低刺激スプレー

天然由来成分を中心に作られた、肌にやさしいタイプの製品もあります。小さなお子様に使いたい場合は、対象年齢や使用上の注意を必ず確認しましょう。

ニームオイル配合の植物保護液

虫除けだけでなく、ガーデニングでの害虫対策や土壌のケアにも使える多目的タイプの製品もあります。

※製品のラインナップは入れ替わることがあるため、購入前に最新の情報や成分表示をご確認ください。

虫除けスプレーの作り方

レモングラスの精油があれば、虫除けスプレーは自宅で簡単に作れます。

用意するもの

  • レモングラスの精油:10滴
  • 無水エタノール:10ml
  • 精製水:90ml
  • スプレーボトル(遮光性のものがおすすめ)

作り方

  1. スプレーボトルに無水エタノールを入れ、精油を加えてよく混ぜます。先にエタノールと精油を混ぜることで、精油が水に分離しにくくなります。
  2. 精製水を加えて、さらによく振って混ぜ合わせます。
  3. 使う前にもその都度よく振ってから使用します。

手作りのスプレーは保存料が入っていないため、2週間程度を目安に使い切りましょう。また、肌に直接使う場合は、必ず腕の内側などで少量パッチテストを行い、異常がないことを確認してください。

まとめ:レモングラスは環境を整えれば頼れる虫除けハーブ

この記事では、レモングラスに虫が寄ってくると言われる理由と、虫除けとしての効果についてお伝えしました。

レモングラスはシトラールやシトロネラールの香りによって、蚊やコバエ、ゴキブリなどを寄せ付けにくくする効果が期待できるハーブです。

「虫が寄ってくる」と感じる場合の多くは、香りのせいではなく、土の湿気や株の弱り、他の植物からの虫の移動といった環境的な要因が原因です。水はけと風通しの良い環境で元気に育てれば、レモングラス本来の防虫効果をしっかり活かすことができます。

なお、レモングラスの育て方についてはこちらのページで詳しくお伝えしています。自宅で栽培したレモングラスで虫除けグッズを作ってみるのも良いかもしれませんね。



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「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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