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レモンバームの使い方|料理・お風呂・虫除け・保存方法を解説

2024年6月3日

数あるハーブの中でも、レモンバームは育てやすさと用途の幅広さで高い人気を集めています。レモンに似たさわやかな香りを持ちながら酸味はなく、お茶や料理、お風呂、虫除けなど、暮らしのさまざまな場面で活躍してくれるのが魅力です。

レモンバームの使い方は、収穫したての「フレッシュ(生)」と、保存のきく「ドライ(乾燥)」とで向き不向きが変わります。香りを一番楽しみたいときはフレッシュ、長く使いたいときはドライ、と覚えておくと活用の幅が広がります。

この記事では、レモンバームの具体的な使い方を用途ごとに紹介したうえで、長く楽しむための保存・乾燥方法までまとめてお伝えします。栽培したレモンバームを上手に使いこなすための参考にしてみてくださいね。

レモンバームの使い方

レモンバームには多くの用途がありますが、ここでは特に人気の高い次の活用法を紹介します。

  • ハーブティーとしての使い方
  • 料理・ドリンクへの使い方
  • お風呂(ハーブバス)への使い方
  • 虫除けとしての使い方
  • ポプリ・サシェ・芳香としての使い方

気になる使い方があれば、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

ハーブティーとしての使い方

レモンバームの定番といえば、やはりハーブティーです。クセが少なく親しみやすい風味なので、ハーブティー初心者の方にもおすすめできます。

基本の淹れ方はとても簡単です。フレッシュの葉なら10枚ほど、ドライなら大さじ1杯ほどをポットに入れ、熱湯を注いで蓋をします。フレッシュは3分前後、ドライは5分前後を目安に蒸らせば出来上がりです。淹れる前に葉を手で軽くたたいたり揉んだりすると、香りがより引き立ちます。

レモンバームには気持ちを落ち着かせるはたらきがあるとされており、リラックスしたいひとときにぴったりです。

フレッシュとドライそれぞれの詳しい淹れ方や、おすすめのブレンド、飲むタイミングなどは、こちらの記事で詳しく解説しています。

レモンバームティーの作り方と楽しみ方

料理・ドリンクへの使い方

レモンバームは飲用にも食用にも使えるハーブです。さわやかな香りを生かして、料理やドリンクの風味づけに役立ててみましょう。

ここでは、手軽に作れるドリンク、料理での使い方、そして保存もかねたハチミツ漬けを紹介します。

爽やかなドリンクレシピ

レモンバームを使ったドリンクは、暑い季節にぴったりです。

新鮮な葉を数枚手に取り、軽く手で揉んで香りを引き出します。氷と一緒にグラスへ入れ、炭酸水を注げば、さっぱりとしたハーブドリンクの完成です。お好みでレモン汁やはちみつを加えると、より飲みやすくなります。

葉を水と一緒にボトルへ入れて冷蔵庫で数時間おけば、ほんのり香る「ハーブウォーター」としても楽しめます。

料理での使い方

レモンバームは、魚料理やサラダと相性のよいハーブです。

魚料理に少し添えると、特有の臭みをやわらげ、さわやかな風味をプラスできます。サラダに刻んで散らせば、フレッシュな香りが食欲をそそります。肉料理のソースやデザートの香りづけにも使えます。

ここで大切なコツがひとつあります。レモンバームの香り成分は揮発しやすく、加熱に弱いという性質があります。炒め物や煮込みに長く加熱すると香りが飛んでしまうため、火を使う料理では仕上げの直前に加えるのがポイントです。香りを最大限に生かしたいなら、加熱しないサラダやドリンクが最適です。

ハチミツ漬けの作り方

レモンバームの香りを手軽に保存しながら楽しめるのが、ハチミツ漬けです。

洗ったフレッシュの葉をキッチンペーパーなどに広げ、表面の水気をしっかり拭き取ります。水気が残るとカビの原因になるため、乾いた状態にすることが大切です。清潔な瓶に葉を詰め、ひたひたになるまではちみつを注ぎ、常温で数日おけば香りが移ります。

できあがったハチミツは、ヨーグルトや紅茶に加えたり、お湯で割ってドリンクにしたりと、さまざまに活用できます。

お風呂(ハーブバス)への使い方

レモンバームをお風呂に取り入れると、香りに包まれながらゆったりとくつろげます。

作り方は簡単です。乾燥させたレモンバームを布袋やお茶パックに入れ、湯船に浮かべるだけ。濃いめに淹れたレモンバームティーをお風呂のお湯に注ぐ方法もおすすめです。

肌への刺激の感じ方には個人差があります。肌が敏感な方や、はじめて使う方は、少量から試したり、事前に腕の内側などでパッチテストをしてから使うと安心です。

また、相性のよいハーブと組み合わせると、より心地よいバスタイムになります。特にラベンダーやカモミールはレモンバームと好相性で、穏やかな香りが一日の疲れをやわらげてくれるでしょう。

虫除けとしての使い方

レモンバームのさわやかな香りは、虫除けにも活用できます。自然な方法で蚊などを避けたいときに役立ちます。

ここでは、虫除けになる理由、スプレーの作り方、そして知っておきたい効果の限界について順に紹介します。

なぜ虫除けになるのか

レモンバームの香りには、シトロネラールやシトラールといった精油成分が含まれています。これらの香り成分は蚊が嫌うとされており、虫を寄せ付けにくくする効果が期待できるといわれています。シトロネラールは、虫除けキャンドルなどに使われるシトロネラにも含まれる成分として知られています。

虫除けスプレーの作り方

レモンバームの葉を使った虫除けスプレーは、手軽に作れます。

葉を20枚ほど用意して細かく刻みます。水500mlを沸騰させたら刻んだ葉を加え、5分ほど煮出します。冷ましてから茶こしなどで濾し、スプレーボトルに移せば完成です。

このスプレーは、網戸や玄関まわり、ベランダ、衣類など、空間や布に吹きかける使い方が向いています。蚊が増える夕方に網戸や玄関へスプレーしておくと、侵入を防ぎやすくなります。

なお、煮出しただけの水溶液は防腐剤を含まないため日持ちしません。数日で使い切り、残った分は冷蔵保存するようにしましょう。肌に直接使いたい場合は、刺激を感じることがあるため、薄めたうえでパッチテストをしてから使うことをおすすめします。

虫除け効果の限界

手作りのハーブスプレーは、市販のディート配合スプレーに比べると、効果の強さも持続時間も穏やかです。香りが弱まると効果も落ちるため、こまめに使うことが前提になります。

あくまで「虫を寄せ付けにくくする」忌避効果であり、殺虫効果はありません。蚊が媒介する感染症が心配な状況や、長時間の屋外活動では、市販の虫除け剤と併用する、肌の露出を控えるといった対策も合わせて行うと安心です。

ポプリ・サシェ・芳香としての使い方

乾燥させたレモンバームは、ポプリやサシェ(香り袋)にも使えます。

乾燥した葉を小皿に盛って玄関や部屋に置いたり、布袋に詰めてクローゼットや引き出しに入れたりすると、ほのかな香りを楽しめます。香りが弱くなってきたら、葉を軽く揉むと再び香りが立ちます。リースやドライフラワーの素材として使われることもあります。

レモンバームの栄養と期待できるはたらき

レモンバームは、香り高い葉を料理・お茶・お風呂・虫除けなど多方面に使える、多才なハーブです。

成分としては、ロスマリン酸をはじめとするポリフェノール類や、シトラール・シトロネラールなどの精油成分を含みます。ビタミンCも比較的多く含むとされています。これらの成分により、気持ちを落ち着かせたり、リラックスを促したりするはたらきが期待できるといわれています。

レモンバームは別名「メリッサ」とも呼ばれます。これは花にミツバチがよく集まることに由来し、ギリシャ語でミツバチを意味する言葉から名づけられました。

なお、レモンバームの効能については、こちらのページで詳しくお伝えしています。

レモンバームの効能

レモンバームは丈夫で繁殖力が強く、初心者でも育てやすいハーブですが、その旺盛な生育力ゆえに地植えでは広がりすぎることもあります。栽培時の注意点については、こちらの記事でまとめています。

レモンバームを植えてはいけないといわれる理由

レモンバームの保存・乾燥方法

収穫したレモンバームをすぐに使い切れない場合は、鮮度を保って保存しておきましょう。ここでは、冷蔵・冷凍・乾燥の3つの保存方法を紹介します。

冷蔵で保存する

短期間で使い切る場合は、冷蔵保存が手軽です。

レモンバームの葉は薄くデリケートで、乾燥にさらされるとすぐにしおれて黒ずんでしまいます。軽く湿らせたキッチンペーパーで包み、密閉袋や保存容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。これで乾燥を防ぎつつ、緑色と香りを1週間ほど保てます。

冷凍で保存する

もう少し長く保存したいときは、冷凍が便利です。

葉を洗ってしっかり水気を切り、製氷皿に入れて水を注ぎ、凍らせて「ハーブ氷」にします。使うときは凍ったまま料理に加えたり、ドリンクに浮かべたりできて手軽です。刻んでから冷凍しておけば、料理にそのまま使えて重宝します。

乾燥させて保存する

もっとも長期間保存できるのが乾燥です。

良質な葉を選び、洗ったあとに水気をよく拭き取ります。風通しのよい日陰で、直射日光を避けて乾燥させましょう。茎ごと束ねて逆さに吊るす方法も手軽です。しっかり乾いたら、密閉容器に乾燥剤と一緒に入れ、直射日光の当たらない場所で保存します。

乾燥させておけば、ハーブティーやお風呂、ポプリなど幅広く使えるようになります。

よくある質問

レモンバームは生と乾燥、どちらが使いやすい?

用途によります。さわやかな香りを最大限に楽しみたいドリンクやサラダ、フレッシュハーブティーには生(フレッシュ)が向いています。一方、長期保存したい場合や、お風呂・ポプリ・ストック用のお茶には乾燥(ドライ)が便利です。収穫量が多いときは、使う分を生で楽しみ、残りを乾燥・冷凍で保存するとよいでしょう。

レモンバームを料理に使うときの注意点は?

香り成分が加熱で飛びやすいため、火を使う料理では仕上げの直前に加えるのがコツです。長時間の加熱は香りが損なわれるので避けましょう。

妊娠中・授乳中でも使えますか?

ハーブは食品ですが、体質や体調によって影響が異なる場合があります。妊娠中・授乳中の方や持病のある方、薬を服用中の方は、念のため医師や薬剤師に相談してから利用すると安心です。

ペットがいる家庭でも使えますか?

ハーブの中には動物にとって注意が必要なものもあります。犬や猫などのペットがいるご家庭では、ペットが口にしないように管理し、心配な場合はかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

まとめ:レモンバームの使い方と保存方法

レモンバームは、さわやかな香りと幅広い用途で親しまれているハーブです。

ハーブティーとして楽しむほか、料理やドリンクの風味づけ、ハーブバスでのリラックス、自然素材の虫除け、ポプリや芳香など、暮らしのさまざまな場面で活躍します。使うときは、香りが飛びやすい性質を踏まえ、加熱しすぎないことや、肌に使う際はパッチテストをすることを意識すると安心です。

収穫したレモンバームは、冷蔵・冷凍・乾燥で保存できます。すぐ使うなら冷蔵、しばらく使うなら冷凍、長期保存なら乾燥と、用途に合わせて使い分けましょう。

レモンバームの使い方を知って、日々の暮らしに上手に取り入れてみてくださいね。



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  • この記事を書いた人

「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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