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ロシアンセージの使い方|ドライフラワーや虫除けなど多彩な活用法

2024年6月5日

ロシアンセージは、シルバーグリーンの葉と青紫色の花穂が美しい、観賞用として人気のハーブです。葉や茎には独特のさわやかな芳香があり、見て楽しむだけでなく、ドライフラワーやリース、香りを生かしたクラフトなど、多彩な使い方ができます。

ここではそんなロシアンセージの使い方を、観賞・クラフト・香りを楽しむ活用法を中心にまとめています。

なお、ロシアンセージは「セージ」と名がついていますが、料理に使うコモンセージ(Salvia officinalis)とは別の植物です。食用ハーブではないため、本記事では飲食以外の楽しみ方をご紹介します。

自宅で育てているロシアンセージの活用法を探している方や、これから育ててみようか検討している方の参考になれば幸いです。

ロシアンセージはどんなハーブ?まず知っておきたいこと

ロシアンセージの使い方をご紹介する前に、この植物がどんなハーブなのかを簡単に押さえておきましょう。名前から料理用のセージと混同されやすいので、ここは大切なポイントです。

「セージ」だが料理用セージとは別の植物

ロシアンセージは、シソ科の宿根草(多年草)で、株の基部が木質化する亜低木でもあります。サルビア属に似ていることから「セージ」と名づけられましたが、料理やお茶に使われるコモンセージ(Salvia officinalis)とは別の植物です。

そのため、コモンセージと同じ感覚で葉を料理やティーに使うことは想定されていません。ロシアンセージは、その美しい姿と芳香を「見て・香って・飾って」楽しむ観賞用のハーブと考えるとよいでしょう。

なお、ロシアンセージは2017年にペロフスキア属からアキギリ属へ再分類され、学名がPerovskia atriplicifoliaからSalvia yangiiに変更されました。図鑑によって新旧どちらの学名で記載されているかが異なります。

葉は口にしない・花はあくまで彩り程度に

ロシアンセージの葉には、食用に適さない成分が含まれているとされ、口にすることは推奨されていません。料理やお茶として葉を摂取する使い方は避けてください。

花については、ごく少量を彩りとしてあしらう程度に使われることがありますが、葉とまとめて扱うと誤食につながりやすいため、基本的には飲食用とは考えず、観賞・クラフト用途で楽しむのが安心です。また、人によっては葉や茎に触れることで肌が刺激を受ける場合があるため、長時間扱うときは手袋を使うとよいでしょう。

ロシアンセージのドライフラワーとしての使い方

ロシアンセージは、ドライフラワーとして楽しむのが定番の使い方です。生花のような美しさを保ちながら、長期間飾っておくことができます。

ここでは、ドライフラワーの魅力と作り方をご紹介します。

ドライフラワーの魅力

ドライフラワーにすることで、ロシアンセージの特徴的な青紫色を長く楽しむことができます。ふんわりとした花穂はそのままでも雰囲気があり、お部屋のインテリアとしても活用できます。

また、ドライにしても葉や茎の香りがしばらく残るため、見た目と香りの両方を楽しめるのが魅力です。

ドライフラワーの作り方

ロシアンセージのドライフラワーは、花が咲きそろった頃に作るときれいに仕上がります。基本的な手順は以下のとおりです。

  • 花穂が開ききる少し手前のタイミングで茎を長めに切り取る。
  • 下のほうの葉を整理して、数本ずつ小さな束にまとめる。
  • 麻ひもなどで茎を縛る。
  • 風通しのよい日陰に、花を下にして逆さに吊るす。
  • 1〜2週間ほどでしっかり乾いたら完成。

直射日光に当てると色あせやすいので、乾燥は必ず日陰で行うのがポイントです。

リース・スワッグ・ポプリとしての使い方

ドライにしたロシアンセージは、リースやスワッグ、ポプリなどのクラフトにも活用できます。青紫の花とシルバーグリーンの葉は、ナチュラルな雰囲気の作品によく合います。

ここでは、代表的なクラフトへの使い方をご紹介します。

リース・スワッグ

ドライにしたロシアンセージを、他のドライフラワーやグリーンと組み合わせてリースやスワッグにすると、季節感のある飾りになります。

ふんわりとした花穂がボリュームを出してくれるので、土台に沿わせるように加えると、やわらかい印象の作品に仕上がります。壁掛けやドアの飾りとして楽しめます。

ポプリ・サシェ

乾燥させた花や葉は、ポプリやサシェ(香り袋)の材料としても使えます。芳香を生かして、引き出しやクローゼットに忍ばせると、ほのかな香りを楽しめます。

他の香りのよいドライハーブとブレンドすると、より好みの香りに調整できます。なお、口に入れるものではないので、食品と一緒に保管しないように気をつけましょう。

香りを生かした虫除けクラフトとしての使い方

ロシアンセージは芳香が強いハーブで、その香りを生かした虫除けクラフトの素材としても親しまれています。

ここでは、香りを楽しみながら作れる虫除けアイテムとして、以下の2つの作り方をご紹介します。なお、これらは医薬品・防虫剤のような効果を保証するものではなく、ハーブの香りを生かしたクラフトとしてお楽しみください。

  1. ハーブチンキを使った香りスプレー
  2. サシェ(香り袋)

それぞれの作り方をお伝えします。

香りスプレーの作り方

ロシアンセージの香りを抽出して作るスプレーです。網戸まわりやカーテン、ゴミ箱の近くなど、肌に直接つけない場所の芳香づけとして使います。

  • ロシアンセージの葉を水洗いして水気を切る。
  • ロシアンセージの葉を細かく刻む。
  • 約1/4カップ分ほど用意する。
  • 無水エタノール(またはウォッカ)を約1/4カップ分用意する。
  • 小さな瓶にロシアンセージの葉と無水エタノールを入れる。
  • ふたをしてよく振る。
  • 暗い場所で2週間ほど置いて、香り成分がエタノールに溶け出すのを待つ。
  • 綿やガーゼなどで濾して、ロシアンセージエキスを取り出す。
  • 精製水(またはミネラルウォーター)を約1/4カップ分用意する。
  • スプレー容器にロシアンセージエキスと精製水を入れる。
  • よく混ぜて完成させる。

肌に直接スプレーする用途には向きません。空間や布まわりの芳香づけとして、火気のない場所で使いましょう。また、葉のエキスを含むため、口に入れたり食品にかけたりしないように注意してください。

サシェ(香り袋)の作り方

乾燥させたロシアンセージの葉や花を、通気性のある布袋に入れるだけで、手軽な香り袋になります。

クローゼットや引き出し、玄関などに吊るしておくと、ほのかな香りが広がります。香りが弱くなってきたら、袋を軽く揉むと香りが戻りやすくなります。中身は口にしないよう、食品とは分けて保管しましょう。

ロシアンセージの花言葉と観賞の楽しみ方

ロシアンセージは、夏から秋にかけて青紫色の花を長く咲かせる、観賞価値の高いハーブです。使い方の締めくくりとして、花言葉と観賞のポイントをご紹介します。

ロシアンセージの花言葉

ロシアンセージの花言葉は「家族の愛」「家族の徳」などです。根元からたくさん枝分かれして咲く姿が大家族を思わせることに由来するとされます。

また「尊敬」「知恵」という花言葉もあり、これは英語で賢人を意味する「sage」と同じ綴りであることにちなみます。

庭や花壇での観賞の楽しみ方

ロシアンセージは、花の少ない真夏から秋にかけて、涼しげなラベンダー色の花穂を咲かせます。ラベンダーに似た雰囲気がありますが、より大型で性質が強く、開花期が長いのが魅力です。

シルバーグリーンの葉は、銅葉(ブロンズリーフ)の植物と合わせるとおしゃれな雰囲気になります。蜜源植物としてミツバチやチョウなどを引き寄せるので、ナチュラルガーデンやポリネーターガーデンにもよく合います。

まとめ:ロシアンセージは観賞・クラフト・香りを楽しむハーブ

ロシアンセージは、「セージ」と名がついていても料理用のコモンセージとは別の植物で、葉を食べたり飲んだりする使い方には向きません。その魅力は、美しい姿と芳香を生かした観賞・クラフト・香りの楽しみ方にあります。

ドライフラワーやリース、ポプリやサシェ、香りを生かした虫除けクラフトなど、飲食以外の使い方が豊富です。青紫色の花穂とシルバーグリーンの葉は、庭でも飾りでも長く楽しめます。

葉は口にしない、肌が敏感な場合は手袋を使うといった点にだけ気をつけて、ロシアンセージならではの香りと彩りを楽しんでいただけたらと思います。



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「ハーブ民」編集部

北海道でハーブ苗の販売を行っている合同会社リンクウィットのハーブブログ編集部。 「初心者にもわかりやすく・楽しく」をモットーに、ハーブの魅力や育て方をハーブ愛MAXでお伝えしています! 姉妹サイト「ハーブティータイムズ」も楽しく運営中^^

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