ジンジャーティーは、生姜のピリッとした辛みと爽やかな香りが心地よい、世界各地で親しまれてきた飲み物です。寒い季節や、ほっと一息つきたいリラックスタイムにぴったりの一杯です。
「生姜から作るのは手間がかかりそう」と思われがちですが、コツさえ押さえれば自宅で手軽に作れます。この記事では、生の生姜を使った基本の作り方を中心に、生姜の選び方や下処理、体を温めたいときのポイント、はちみつやレモンを使ったアレンジまで詳しくご紹介します。
自分好みのジンジャーティーを淹れて、心も体も温まりましょう。
ジンジャーティーの基本の作り方(生の生姜)
まずは、生の生姜を使った基本のジンジャーティーの作り方をご紹介します。生姜と水さえあれば作れるので、ぜひ気軽に試してみてください。
【材料(1杯分)】
- 生姜 薄切り2〜3枚(またはすりおろし小さじ1)
- 水 200ml
- はちみつ お好みで
- レモン お好みで
【作り方】
- 生姜をよく洗い、薄切りにする(またはすりおろす)。
- 小鍋に水と生姜を入れ、中火にかける。
- 沸騰したら弱火にし、5〜10分ほど煮出す。
- 火を止め、茶こしでこしながらカップに注ぐ。
- お好みではちみつやレモンを加えて完成です。
煮出す時間が長いほど、生姜の風味と辛みがしっかり出ます。辛みが気になる場合は短めに、しっかり効かせたいときは長めにと、お好みで調整してください。手早く作りたいときは、カップにすりおろし生姜を入れて熱湯を注ぐだけでも手軽に楽しめます。
生姜の選び方と下処理
ジンジャーティーの味は、生姜の選び方と下処理で変わります。ちょっとしたポイントを押さえて、より美味しく仕上げましょう。
生姜の選び方
主役となる生姜は、できるだけ新鮮でみずみずしいものを選びましょう。皮にハリとツヤがあり、しっかりとした香りがするものがおすすめです。切り口が乾いていたり、しわが寄っていたりするものは鮮度が落ちている場合があります。
あわせて加えるはちみつやレモンは、生姜の風味を引き立ててくれますが、なくても十分美味しく作れます。
下処理と皮の扱い
生姜は皮の近くに香り成分が多いとされるため、皮ごと使うのもおすすめです。皮を使う場合は、表面の汚れをよく洗い流してから使いましょう。
皮をむきたい場合は、薄くつやのある皮を、スプーンで表面をこそげるようにむくと無駄が少なくなります。むいたあとは、薄切り・せん切り・すりおろしなど、お好みの形に切って使います。スライスはすっきりした味わいに、すりおろしは辛みと香りが濃いめに仕上がります。
体を温めたいなら「加熱・乾燥」がポイント
「生姜は体を温める」とよく言われますが、生のままと加熱したものでは、含まれる成分と働き方が変わるとされています。冷え対策でジンジャーティーを取り入れたい方は、このポイントを知っておくと役立ちます。
ジンゲロールとショウガオールの違い
生の生姜に多く含まれる辛み成分「ジンゲロール」は、主に手足など体の表面を温める方向に働くと言われています。一方、生姜を加熱したり乾燥させたりすると、ジンゲロールの一部が「ショウガオール」という成分に変化します。ショウガオールは胃腸を内側から刺激し、体の深部から温める働きが期待されるとされています。
つまり、体を芯から温めたいときは、生姜をしっかり加熱した(または乾燥させた)ジンジャーティーが向いていると考えられます。
ショウガオールを増やす淹れ方のコツ
ジンゲロールからショウガオールへの変化は、80度前後の加熱で進むとされています。そのため、生姜をさっとお湯に入れるだけよりも、弱火でじっくり煮出したほうが、温め効果を期待しやすくなります。
手軽な方法としては、保温できる水筒に薄切り生姜と熱湯を入れ、数時間置いておくのもおすすめです。じっくり時間をかけることで、まろやかな辛みのジンジャーティーになります。乾燥生姜やジンジャーパウダーを使うのも、ショウガオールを手軽に取り入れる方法のひとつです。
ジンジャーティーの美味しいアレンジ
基本のジンジャーティーに少し加えるだけで、印象が変わります。辛みが苦手な方も、アレンジ次第で飲みやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
定番のアレンジ
もっとも手軽なのは、はちみつとレモンを加える方法です。はちみつを加えると生姜の辛みがマイルドになり、ぐっと飲みやすくなります。レモンの輪切りや果汁を加えると、爽やかな酸味が加わってさっぱりとした味わいになります。
このほか、黒糖やメープルシロップで甘みをつけると、コクのある風味が楽しめます。甘みはお好みで調整してください。
ミルク・スパイスを使ったアレンジ
煮出したジンジャーティーにミルクを加えれば、まろやかなジンジャーミルクティーになります。さらにシナモンを加えると、インドのチャイのようなスパイシーな味わいに仕上がります。牛乳の代わりに豆乳を使っても美味しく作れます。
薄くスライスしたりんごやりんごジュースを加えると、甘酸っぱくフルーティーな風味が生姜とよく合います。夏は冷やして氷を加え、アイスジンジャーティーにするのもおすすめです。
もっと手軽に作りたいときは
生姜の下処理が手間に感じるときは、チューブ生姜やジンジャーパウダーを使うと、より手軽にジンジャーティーが作れます。
作り方は、カップにチューブ生姜またはパウダーをお好みの量入れ、熱湯を注いで混ぜ、お好みではちみつやレモンを加えるだけです。なお、チューブ生姜は製品によって原材料が異なり、保存料や酸味料などが加えられているものもあります。気になる方は購入時に原材料表示を確認するとよいでしょう。
ジンジャーティーに期待される働き
生姜は、古くから世界各地で食や体調管理に取り入れられてきた身近な食材です。ジンジャーティーとして親しまれる際に語られることの多い特徴を、以下にまとめました。
| 特徴 | 補足 |
| 体を温める飲み物として | 生姜は体を温める食材として知られ、寒い季節や冷えが気になるときの飲み物として親しまれています。 |
| 食後やリラックスタイムに | すっきりとした辛みと香りで、食後の一杯やほっと一息つきたいときに向いているとされています。 |
| ノンカフェインでも楽しめる | ハーブティーや白湯ベースで作れば、カフェインを控えたい方や就寝前にも取り入れやすい飲み物です。 |
感じ方には個人差があります。医薬品のような効果を期待するものではなく、日々の暮らしに取り入れる飲み物として楽しむのがおすすめです。なお、生姜は刺激のある食材のため、摂りすぎると胃腸に負担がかかることがあります。1日の目安量を守り、体調に合わせて楽しみましょう。
ジンジャーティーに関するQ&A
最後に、ジンジャーティーに関するよくある質問をまとめました。
- ジンジャーティーにカフェインは含まれる?
- 妊娠中でも飲める?
- 1日にどのくらい飲んでいい?
ジンジャーティーにカフェインは含まれる?
ベースによって異なります。紅茶に生姜を加えたタイプにはカフェインが含まれますが、生姜と水(白湯)やノンカフェインのハーブティーで作ったものにはカフェインは含まれません。カフェインを控えたい方は、紅茶を使わないレシピを選ぶとよいでしょう。
妊娠中でも飲める?
生姜は刺激のある食材のため、妊娠中は量に気をつけたいとされています。少量であれば気分転換に取り入れる方もいますが、体調には個人差があるため、心配な場合はかかりつけの医師に相談すると安心です。紅茶ベースのものはカフェインにも注意しましょう。
1日にどのくらい飲んでいい?
生姜は刺激が強いため、摂りすぎると腹痛や下痢の原因になることがあります。生姜の摂取量は1日10g程度を目安にするとよいとされています。体調に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。
まとめ:ジンジャーティーの作り方
この記事では、生の生姜を使ったジンジャーティーの基本の作り方を中心に、生姜の選び方や温め効果を高めるコツ、アレンジ方法までご紹介しました。
ジンジャーティーは、生姜と水があれば手軽に作れる飲み物です。体を芯から温めたいときは、弱火でじっくり煮出してショウガオールを引き出すのがポイントです。はちみつやレモン、ミルクやシナモンなどでアレンジを加えれば、辛みが苦手な方も飲みやすくなります。
自分好みの一杯を見つけて、毎日のリラックスタイムにジンジャーティーを取り入れてみてくださいね。