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ローゼルティーの作り方|フレッシュ&ドライの淹れ方・保存・アレンジまで

2024年5月20日

ローゼルティーの作り方|フレッシュ&ドライの淹れ方・保存・アレンジまで

ローゼルのお茶(ローゼルティー)は、鮮やかなルビー色と爽やかな酸味が魅力のハーブティーです。一般的に「ハイビスカスティー」として親しまれているお茶の原料が、このローゼルです。

ローゼルティーは、市販の乾燥ローゼルやティーバッグはもちろん、家庭菜園などで収穫した生のローゼルからも手軽に作れます。お湯出しでも水出しでも楽しめ、ジャムやシロップなどに活用することもできます。

この記事では、生(フレッシュ)と乾燥(ドライ)それぞれのローゼルティーの作り方を中心に、保存方法やアレンジ、飲むときの注意点まで詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

ローゼルのお茶(ローゼルティー)とは?

ローゼルのお茶(ローゼルティー)とは、「ローゼル」という植物を使って作られるお茶のことです。一般に流通している「ハイビスカスティー」の多くは、このローゼルを原料としています。

ローゼルは、アオイ科フヨウ属の植物で、学名を Hibiscus sabdariffa といいます。インドからマレーシアが原産とされ、現在は熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されています。日本でも沖縄や九州などで栽培されており、寒さに弱いため、本州などでは一年草として育てられます。

お茶に使うのは花びらではなく、花が咲いたあとに肥大する赤い「がく(萼)」と「苞(ほう)」の部分です。この部分にはクエン酸などの植物酸が多く含まれ、淹れると鮮やかな赤色とすっきりとした酸味が楽しめます。

ハイビスカスとローゼルの違い

「ハイビスカス」と聞くと、沖縄などで見かける観賞用の赤い花を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、ハイビスカスティーに使われるのは、その観賞用の花ではなくローゼルです。

ローゼルと観賞用ハイビスカスは、どちらも同じアオイ科フヨウ属に属する近縁種ですが、別の植物です。大きな違いは栽培の目的にあり、ローゼルは果実(がく)の収穫を目的に、観賞用ハイビスカスは花を鑑賞する目的で育てられます。ローゼルで淹れたお茶が、いわゆるハイビスカスティー(ローゼルティー)というわけです。

ローゼルティーの作り方・淹れ方

ローゼルティーは、生(フレッシュ)でも乾燥(ドライ)でも作れます。ここでは、それぞれの作り方と水出しの方法、保存のしかたをご紹介します。お手元のローゼルの状態に合わせて参考にしてください。

生(フレッシュ)ローゼルティーの作り方

生のローゼルが手に入ったら、まずはフレッシュならではの果実感あふれるお茶を楽しめます。乾燥ものより爽やかな風味が特徴です。

下処理と淹れ方の手順は以下のとおりです。

  1. ローゼルの根元(茎側)を包丁で切り落とす。(細かいトゲのような毛があるため、気になる場合は手袋を使うと安心)
  2. 箸の頭などで中の実(種)を押し出し、赤いがくと苞だけを取り出す。手でペリッと剥がしてもよい。
  3. 取り出したがくと苞を水でよく洗い、小さな虫やゴミを落とす。
  4. ティーポットにがくと苞(カップ1杯あたり2~3個分)を入れ、軽く手で揉んでから熱湯を注ぐ。
  5. 蓋をして3~5分ほど蒸らす。
  6. 茶こしでこし、お好みで甘味を加えて完成。

取り出した中の実(種)には、オクラと同じアオイ科ならではのとろみ成分(ペクチン)が含まれています。捨てずに、お風呂に入れて楽しむ方もいます。

乾燥(ドライ)ローゼルティーの作り方

市販の乾燥ローゼルや、自分で乾燥させたローゼルを使う方法です。ドライのほうが色がきれいに出やすく、保存もきくため、1年を通して楽しめます。

手順は以下のとおりです。

  1. ティーポットやカップに乾燥ローゼルを入れる。(カップ1杯あたり小さじ1~2程度が目安)
  2. 熱湯を注ぎ、蓋をする。
  3. 5~8分ほど蒸らす。(ドライは生よりやや長めに浸すと、しっかり色と風味が出る)
  4. 茶こしでこし、お好みで甘味を加えて完成。

長く浸しても渋みが出にくいので、好みの濃さに合わせて蒸らし時間を調整できます。

自分でドライローゼルを作る方法

生のローゼルがたくさん手に入ったときは、乾燥させておくと長く楽しめます。作り方はとても簡単です。

下処理(がくと苞を取り出して洗う)まで済ませたら、水気を軽く拭き取り、ザルや干し網に広げて乾燥させます。風通しのよい場所でカラカラになるまで乾かせば完成です。ただし、直射日光に長く当てると、せっかくの美しい赤色が退色してしまうことがあるため、屋根のある日陰で乾かすのがおすすめです。

水出しの作り方

暑い季節には、すっきりとした水出しもおすすめです。雑味が出にくく、ほんのり甘みのあるやさしい味わいになります。

作り方は、ボトルやピッチャーに乾燥ローゼル(またはティーバッグ)と水を入れ、冷蔵庫で6~8時間ほど置くだけです。きれいなピンク~赤色になったら、お好みで甘味を加えて楽しめます。

保存方法

ローゼルをおいしく楽しむために、状態に合わせて正しく保存しましょう。

  1. 乾燥ローゼルは湿気を嫌うため、密閉容器に入れて保存する。
  2. 直射日光や高温の場所は避け、冷暗所で保存する。
  3. 生の場合は、キッチンペーパーに包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存する。

保存期間の目安は、生の状態で約1~2週間、乾燥状態で約1年間とされています。ただし、乾燥状態でも風味や香りは時間とともに薄れていくため、なるべく早めに使い切るのがおすすめです。淹れたお茶が余った場合は冷蔵庫で保存できますが、風味が落ちやすいので、その日のうちに楽しむとよいでしょう。

ローゼルティーのおいしい飲み方・アレンジ

ローゼルティーは独特の酸味と爽やかな香りが特徴で、そのまま飲んでも、アレンジしても楽しめます。酸味が強いと感じるときは、甘味を加えるとぐっと飲みやすくなります。

おすすめのアレンジレシピ

基本の淹れ方に少し手を加えるだけで、楽しみ方が広がります。おすすめのアレンジは以下のとおりです。

【ローゼルティーソーダ】

  1. ローゼルティーを作り、冷蔵庫で冷やす。
  2. グラスに氷を入れ、ローゼルティーを注ぐ。
  3. 炭酸水を加える。
  4. お好みでレモンやミントを添えて完成。

さっぱりとした味わいで、暑い季節にぴったりです。

【ローゼルティーレモネード】

  1. ローゼルティーを作り、冷蔵庫で冷やす。
  2. グラスに氷を入れ、ローゼルティーを注ぐ。
  3. レモンの絞り汁とはちみつを加えて完成。

酸味と甘みのバランスがよく、のどごしも爽やかです。

【ローズヒップとのブレンド】

ローゼルは、ローズヒップとブレンドされることが多いハーブです。お互いの酸味と風味が調和し、彩りも楽しめる定番の組み合わせです。乾燥ローゼルと乾燥ローズヒップを合わせて煮出すと、ベリーのような味わいのコーディアル(ハーブシロップ)も作れます。

このほか、ミントやジンジャーを加えて爽やかにしたり、シロップやジャムにして楽しんだりと、ローゼルは活用の幅が広いハーブです。

相性の良い食べ物

ローゼルティーは食べ物との相性も良く、組み合わせ次第でより楽しめます。とくに以下との相性がおすすめです。

  • シトラス系のフルーツ:オレンジやグレープフルーツなど。酸味同士が調和し、爽やかさが増します。
  • ベリー系のフルーツ:ブルーベリーやラズベリーなど。酸味と甘みが相まった味わいに。
  • ハーブ・スパイス:ミントやレモングラス、シナモンなど。香りに奥行きが出ます。

ローゼルに含まれる主な栄養成分

ローゼルティーが古くから親しまれてきた背景には、含まれる栄養成分があります。ローゼルの赤いがくと苞には、主に以下のような成分が含まれているとされています。

成分 特徴
クエン酸 ローゼル特有の爽やかな酸味のもとになっている植物酸です。
ビタミンC 果実や野菜に多く含まれる成分で、ローゼルにも含まれています。
アントシアニン 鮮やかな赤色のもとになっているポリフェノールの一種です。
カリウム 果実や野菜に広く含まれるミネラルの一種です。

ローゼルティーはノンカフェインで、爽やかな酸味を楽しめる嗜好飲料として、毎日のティータイムに取り入れやすいお茶です。

飲むときの注意点

ローゼルティーは多くの方が楽しめるお茶ですが、体質や状況によっては気をつけたい点もあります。

適量とおすすめのタイミング

ローゼルティーは1日に2~3杯程度が目安です。ノンカフェインなので時間を選ばず楽しめ、夜にカフェインを避けたいときの一杯にも向いています。冷やしてアイスにすれば、スポーツのあとや暑い日の水分補給にもぴったりです。

どんな飲み物も、一度にたくさん飲むより、適量を続けるほうが無理がありません。自分の体調に合わせて楽しみましょう。

体質・体調による注意

以下にあてはまる方は、飲む量や飲み方に気をつけてください。

  • 胃が弱い方・胃酸過多の方:ローゼルティーは酸味があるため、空腹時に飲むと胃に負担を感じることがあります。食後に飲むなど、様子を見ながら取り入れましょう。
  • お薬を服用している方:血圧に関わる薬などを服用している場合は、念のため事前に医師や薬剤師に相談すると安心です。

妊娠中・授乳中の摂取について

ローゼルティーはノンカフェインのハーブティーですが、妊娠中・授乳中の摂取については慎重に考えたいところです。

ハイビスカス(ローゼル)は、伝統的に妊娠中の使用は控えたほうがよいとされることがあります。安全性が十分に確立されているわけではないため、妊娠中・授乳中の方は、念のため摂取を控えるか、飲む場合は少量にとどめ、医師や専門家に相談してから楽しむことをおすすめします。

体調に不安があるときは無理をせず、自分と赤ちゃんの状態を第一に考えて判断してくださいね。

まとめ:ローゼルティーの作り方

ローゼルのお茶は、鮮やかな赤色と爽やかな酸味が魅力の、ノンカフェインのハーブティーです。一般にハイビスカスティーと呼ばれているお茶の原料が、このローゼルのがくと苞の部分です。

作り方はとても簡単で、生(フレッシュ)のローゼルなら下処理をしてからお湯を注いで3~5分、乾燥(ドライ)なら熱湯で5~8分蒸らすだけ。暑い季節には水出しもおすすめです。たくさん収穫できたときは、乾燥させて保存したり、ローズヒップとブレンドしたり、シロップやジャムにしたりと、幅広く楽しめます。

酸味が強いと感じるときは、はちみつやレモンを加えるとまろやかになります。胃が弱い方や、お薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は注意点に気をつけながら、自分に合った飲み方を見つけてみてください。

爽やかな酸味と美しい赤色のローゼルティーで、心地よいティータイムを楽しんでいただければ幸いです。

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